【カブス0-6ドジャース】ロサンゼルス/ドジャースタジアム、4月26日(日本時間27日)
二刀流のスーパースター、大谷翔平は投打で対照的なシーズンのスタートを過ごしている。
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マウンドの上では、サイ・ヤング賞レースに参戦する勢いの圧巻の投球を見せているが、打席では例年以上にスロースタート。26日(日本時間27日)の試合前時点で、6試合長打なし、11試合本塁打なしと、プチスランプに陥っていた。
しかし、カブスとの3連戦を通して徐々に復調し、この日の最終戦でついに爆発した。6号ソロを含む、今季初の3安打を記録。チームも6−0と完勝した。
「昨日あたりからちょっとずつ良くなっていると思うので、もう少し我慢しながら改善したいなと思っています」と大谷は試合後に語った。
久しぶりの長打は今永昇太から(二塁打)、本塁打はホビー・ミルナーからと共に左腕との対戦だった。「左打者にとって、時には左投手との対戦がきっかけになることもある」とデーブ・ロバーツ監督は語った。
ここからは大谷のスロースタートの要因を見ていく。
打席での状態
大谷は出塁には苦労していない。今季最初の22試合すべてで出塁を記録(昨季から続いた53試合連続出塁を達成)し、四球も多く選んでいるが、バットでのインパクトはまだ期待ほどではなかった。
開幕直後の本拠地シリーズでは長打が出ず、大谷も自身の結果に対する不満を隠さなかった。その傾向はその後も続いたが、より大きな問題はゾーンを広げてしまっていた点にある。
26日(日本27日)時点でのゾーン外のスイング率を表すチェイス率は31.3%で、スタットキャストによれば全体の下位40%台。空振り率27.5%も下位35%台にとどまっていた。もともと空振りの多さは大谷の特徴の一部ではあるが、ドジャースは特に球の見極めに課題があると見ており、スイングの構えを調整することで修正を図っている。
実際、大谷も「構えが一番だと思っているので、それが全ての始まりですし、そこが整えばもう少し良い打席が送れるかなと思っています」とこの日の3安打を振り返った。
負荷の問題
約2週間前、大谷は右肩の打撲の影響もあり、先発登板した試合で打席に立たなかった。ロバーツ監督は当時、投打を分ける運用は基本的にはしないと述べていたが、状況に応じてこうした判断を検討する余地はありそうだ。
昨季は投打同時出場の14試合で54打数12安打(.222)、OPS.878を記録していたが、今季は3試合で10打数1安打(.100)、OPS.457と結果が出ていない。
大谷は同一試合で打撃と投球の両方をこなすことを望んでおり、球団側もそれを承知している。また、先発登板時はスタメンに入らなければ代打での出場もできないため、その点も含めて判断が必要になる。ただ、状況によってはどちらか一方に集中させる選択もあり、大谷自身もその柔軟な対応に前向きである。
二刀流の負担
ドジャースは、大谷が二刀流としての負担について、登板試合に限らずシーズン全体を通して管理している。
右肘の2度目の大手術からの回復期間を経て、大谷は2023年以来となる完全な二刀流として今季をスタートした。これまでも同様のシーズンを過ごした経験はあるが、再びそれに慣れるには調整が必要だと球団は見ている。
「正直に言えば、昨年は投球面の負担が少なかった分、打撃に集中できていた。今は投球への比重が大きくなっているし、求められるものも多い。その分、打撃面に割ける余力が減るのは当然のことだ」とロバーツ監督は語った。
