ハーパー、シュワーバー、ボームが一発攻勢 先発ルザードを強力援護

June 11th, 2026

フィリーズ7−4ブルージェイズ】トロント/ロジャースセンター 6月10日(日本時間11日)

フィリーズ打線が、ブルージェイズ先発マックス・シャーザーの“記念すべき瞬間”に冷や水を浴びせた。

ロジャースセンターで行われた一戦。シャーザーは初回に通算3500奪三振を達成し、スタンディングオベーションで祝福を受けた。しかし、その直後、2死から元チームメートのブライス・ハーパーが94.6マイル(約152.2キロ)の速球を左翼席へ運び、フィリーズが先制。

さらに三回にはアレック・ボームが3ラン本塁打を放ち、試合の流れを一気に引き寄せると、四回にはカイル・シュワーバーがブルージェイズ救援メイソン・フルハーティから、MLB単独トップとなる今季24号の2ランを右翼中間席へ、ダメ押しの追加点を挙げた。

ブルージェイズも六回に1点、七回に3点を返して一時は試合を動かしたが、反撃はそこまで。

カイル・シュワーバーは、打線が序盤から得点を重ね、先発ヘスス・ルザードを援護できたことに対し、「ここ最近は序盤から得点できているし、投手にある程度の余裕を持たせて試合に入れるようになっていると思う。マックス(シャーザー)の球数を増やせたし、ボームのいいスイングもあった。そこからも追加点を重ねられた」と評価した。

一方で、打線の活躍に隠れながらも、ルザードの好投も光った。

左腕ルザードは5回2/3を投げて4安打1失点。4四球8三振と粘投を見せ、後続のジョナサン・ボウランにマウンドを託した。

試合後、本人は「良い面と悪い面があった。四球が多かったのは本当に悔しい。自分に腹が立つ部分だし、余計な走者を出したくない。ただ、強い当たりは抑えられていたとは思う」と振り返った。

フィリーズ先発勢はブルージェイズ戦でクリストファー・サンチェス、ザック・ウィーラーが好投し、チームにいい流れを作っていた。

ルザードも安定した投球を見せたが、今季は本拠地よりも敵地で圧倒的に好成績を残しているという特徴も浮かび上がった。登板前の時点で、ロードでは3勝0敗、防御率1.54と抜群の数字を残す一方、本拠地では1勝4敗、防御率7.34と対照的な成績だ。

この“ホームとロードの差”について、ルザード本人は特別な要因はないと話す。

「たまたまだと思う。ルーティンはいつも同じだし、自分は習慣通りにやるタイプなので、準備も変わらない。ホームでも調子が悪い感覚はないし、理由は正直分からない」