「ユニット」が生む勝負強さ、代打カークのサヨナラ打で45度目の逆転勝利

オリオールズに連勝で地区首位を堅守

September 14th, 2025

ブルージェイズ5-4オリオールズ】トロント/ロジャースセンター、9月13日(日本時間9月14日)

今のブルージェイズの試合から早く帰る人はいないだろう。

今季45度目の逆転勝利で、オリオールズに連勝。試合のほとんどで劣勢に立たされていたが、九回の3得点で試合をひっくり返した。アレハンドロ・カークが九回1死満塁から犠牲フライを放ち、サヨナラ勝ち。ア・リーグ東地区2位のヤンキースとの3ゲーム差を維持し、首位を堅守している。

「心臓には良くないけどね」と笑うのはジョン・シュナイダー監督だ。土壇場で勝利をもぎ取る勝負強さが好調の最大の要因。勝利数(86勝62敗)の半分以上が逆転勝利だ。

カークは八回に代打で出場し、点差を縮める貴重なタイムリーを放った。途中出場ながら2打点を挙げ、改めて打撃力の高さを証明した。

「チャンスでの打席を待ちわびていたし、今日は試合に出たかった。結果的にうまく自分たちの方に転んだね」とカークは語った。

11日(日本時間12日)のアストロズとの最終戦では休養。カークはやる気に満ちていた。そして、そのエネルギーはカークに止まらず、チーム全体に行き渡っている。一戦一戦が、ポストシーズン、そして地区優勝に向けて重要な試合であるという共通認識ができ上がっているのだ。

打線は五回と八回に1点ずつを奪うと、九回に3得点。ドールトン・バーショがバントヒットから悪送球を見逃さずに二塁へ進み、その後3連打で4-4の同点。最後はカークの犠牲フライでサヨナラ勝利し、満員のファンとともに歓喜を分かち合った。

投手陣も完璧ではなかったが、粘り強さを見せた。先発のマックス・シャーザーは初回に2点を失うも、その後4イニングは無失点。最終的には、5回2失点、5三振で逆転劇へとつなげた。

「自分たちには、最後には勝てるという自信とメンタリティがある。なんとしてでも逆転するというアイデンティティを打線が持っている。投手もそれを知っているから、数点取られたとしても、その後を抑えればいいと思える。彼らは決して諦めない。一つのユニットとして、攻守がうまく噛み合っていると思う」とシャーザーは語る。

「ユニット」という言葉が今のブルージェイズを象徴している。終盤にベンチを覗けば、それは一目瞭然だ。全員が手すりに身を乗り出し、まさにシャーザーの言葉通り「ともに呼吸している」ような一体感がある。

シュナイダー監督もチームの雰囲気の良さを語った。

「間違いなく一体感があるチームだ。一度で良いから、ベンチでのチームの姿を見てほしい。最高の雰囲気で、お互いが高め合っていて、それがどんどん伝染していくんだ」