菊池雄星(エンゼルス)
6月は5試合に登板し、32イニングを投げ、2勝1敗、月間防御率はMLB14位の2.25。6月は3試合で7イニング以上のQSも達成。四球数(5月17個→6月9個)、WHIP(1イニングあたりに許した出塁数)は5月の1.44から6月は1.06と大きく良化したほか、三振数41はMLB5位をマークした。特に6月15日のオリオールズ戦で10三振、25日のレッドソックス戦で今季自己最多の12三振と勢いに乗る。
好調の要因はフォームの改善だ。春季キャンプから「バックポケットに入れておくと見せ球としていいかな」と思ってスイーパーを練習していたが、その影響で体が少し前に突っ込み気味になり、球速低下と四球の多さにつながっていた。フォームの修正で球速も戻り、ストライク率も上昇。
チームも勝率を5割に戻し、ワイルドカード争いで4番手につける。暑さが得意の菊池に後半戦でも大きな期待がかかる。
菅野智之(オリオールズ)
5試合に登板し、24回2/3を投げ、2勝1敗、月間防御率は6.20。6月3日のマリナーズ戦で7回5安打1失点に抑える上々の滑り出しを見せたが、それ以降は被安打が増え、苦しい登板が続いている。
6月20日の敵地でのヤンキース戦では主砲アーロン・ジャッジの本塁打など、7安打3失点を喫し、メジャー自己最短の3回2/3で降板。武器のスプリットを見逃され、甘く入った速球やカットボールを狙われる試合が増えている。
菅野の持ち味は制球力だが、メジャーではボールが少しでも甘く入ると長打にされる。「メカニック的な問題で原因は分かっている」と話すが、ローテーションを守りながらの修正に苦労している様子だ。
「(同じ土地にいても)数日で気温が急激に変わる。それが日本と大きく違う点ですね」と話すが、移動や暑さなどをベテランの経験値で乗り越え、本来の投球を取り戻すことを期待したい。