球宴で最も注目を集めた、レッドカー『ペット』

保護団体と協力するなど愛猫家の一面を持つムニョス

July 16th, 2025

マリナーズの守護神、アンドレス・ムニョスを超えるスターが一家から誕生した。

それが愛猫のマチルダだ。14歳のペルシャ猫は、シアトルを中心にネットで人気者になっており、オールスターゲームに合わせて再び注目が集まっている。

妻のウェンディとマリナーズのSNSチームの協力を受け、レッドカーペットを歩くマチルダの様子を投稿。実際にオールスターの公式レッドカーペットイベントに同行させることも考えたというが、移動や猛暑、湿気に加え、多くの観衆に囲まれることによる影響を考慮し、今回は見送った。

「とても意味のあることなんだ。マチルダがどれだけポジティブな影響を与えてくれているか、ペットの人生がどれほど変わるかが伝わるからね。猫でも犬でも同じ。愛情を注ぐことで、どれだけ変化があるか。それを見られるのは本当に素晴らしいよ」とムニョスは語った。

『ニャン』タスティックな取り組みはこれだけではない。

オールスターゲームに合わせて、ムニョスは44プロ(野球グローブメーカー)から、マチルダのイラスト入りグローブを贈られた。アウェイ用ユニフォームに合わせたネイビー色で、トレードマークの不機嫌そうな顔をしたマチルダのイラストがメインとなり、肉球やメキシコ国旗も刺繍されている。

「このグローブは僕にとって本当に特別なんだ。マチルダが大きな変化を通ってきたことを知っているからね。どれほど長い間、つらい経験をしていたのか正確には分からないけど、今こうして彼女がここで楽しく過ごしている姿を見ると、本当にうれしくなるよ」

ムニョスとウェンディは、数年前にメキシコの故郷ロス・モチスでマチルダを引き取った。

「最初の頃は本当に大変だった。まったく近づけなかったし、なでることもできなかった。でも今では動画を見てもらえれば分かる通り、なでたり、少し遊んだりできるようになった。本当に大きな変化で、これからも愛情を注ぎ続ければ、もっと元気になってくれると思う」

今季ここまでクローザーとして防御率1.50でリーグ4位タイ、21セーブは5位タイとマウンド上の剛腕ぶりとは対照的な、愛猫家の一面をSNS上で見せるムニョス。思いやりにあふれたその人柄はマリナーズのクラブハウスではよく知られている。

「今年は少し公開の頻度を増やしているけど、こういうことはずっと続けてきたんだ。ほんの少しの行動でも、人の役に立てることがある。それがすごくうれしい。だから、できるときにはいつもやろうと思っているし、誰かが影響を受けてくれたら最高だよ」とムニョスは語った。

今季序盤には、ムニョスはシアトルの保護猫団体「SAFe(Seattle Area Feline Rescue)」と提携し、マリナーズ戦の観戦チケット、打撃練習見学パス、ムニョスとの対面イベントがセットになった体験パッケージをオークションに出品した。この取り組みで集まった寄付金は約220万円にのぼり、地域の他の支援プラットフォームでもムニョスの名前を通じて多くの支援が寄せられた。彼は今週末、シアトルに戻った後に予定されている譲渡会にも参加する。

球界のスターが集まる一夜で、一際注目を集めたマチルダ。ムニョスが積み上げるセーブとともに、彼女のストーリーもまた広がっていくはずだ。