カブス相手に連続で登板したアンドリュー・アボットが、またしても圧巻のピッチングを披露した。金曜日の試合で、七回無失点、1安打、8三振という完璧な内容でチームを6-2の勝利に導いた。
「これこそ理想の形だね」とスティーブンソンは語った。「相手は素晴らしい打線を持っているから、できるだけ得点しないといけない。今日は投手陣が本当に素晴らしい仕事をしてくれた」
女房役が絶賛したアボットは三回にジャスティン・ターナーに許した安打以降は、15人連続で打者を打ち取るという圧倒的なピッチング。球数は93球、1四球で防御率は1.51にまで低下した。今季9先発中、8試合で1失点以下という抜群の安定感を見せている。
前回登板でも5回2/3を6安打1失点と好投して勝利を挙げたカブス打線に対して、「強力なラインアップ」と評した上で、「今日はコントロールが良くて、序盤からゾーン内に変化球を投げ込めた。前回よりも狙ったところに投げられる場面が多かったよ」とコメント。
「前回の登板との違いは、変化球をしっかりストライクゾーンに決められたこと。打者のタイミングを崩せたし、速球だけで読まれやすくなることも防げた。デレク・ジョンソン投手コーチと話していたことで、今回の登板でのプランだったし、それをうまく実行できたと思うよ」充実の内容に手応えを見せた。
実際、球種を見ると、ストレートは最多の44球を投じたが、チェンジアップ、カーブ、カットボール、スイーパーの4種の変化球を計52球投げ分け、バランスの良い配球が光った。
5月の6試合では防御率0.55を記録しており、これは1912年以降で球団3番目に低い月間防御率。上には1985年8月のジョン・フランコ(0.30)と、1923年6月のドルフ・ルーキー(0.50)がいるのみとなっている。
監督のテリー・フランコナは、「左腕投手がストライクゾーンを自在に使い、カットボールや緩急で攻めてくると、相手にとっては非常に厄介だ」と評価。「今日は風が吹いていたが、チェンジアップやカットボールを効果的に使い、高めの速球も混ぜて完全に相手の芯を外していた」と絶賛した。
レッズはこれで直近4試合で3勝目となる(通算29勝29敗)。
一方、カブス先発のコリン・レイは初回にフリードルの先頭打者弾、続くエリー・デラクルーズの二塁打とギャビン・ラックスの適時打で2点を献上。さらにスティーブンソン(四回)、ジェイク・フレイリー(六回)と、レッズは計3本の本塁打でリードを広げた。
しかし、前回のレッズとのシリーズ時は七回から九回にかけて21点の猛攻を見せたカブス打線。実際、アボット降板以降の八回に2点を返すなど、終盤に粘りを見せたものの、アボットが七回までゼロに抑えたことによってレッズのブルペンはわずか6アウトに集中するのみとなった。
「九回までいける余力はあったけど、上位打線とは3度目の対戦になるところだった。そこで無理して投げて、回の途中でピンチを招いて、それを後続に任せるようなことはしたくなかったんだ。勝負師としての自分は投げたかったけど、チームの勝利を優先したよ」とアボットは降板についてコメント。
八回にはトニー・サンティヤンが2点を許すも、グラハム・アッシュクラフトがカイル・タッカーを併殺に仕留めてピンチを切り抜けた。九回はエミリオ・パガンが締め、今季14セーブ目を挙げている。
