トラウト、左膝のケガから順調に回復

早ければ5月末に復帰か

May 21st, 2025

4月30日の試合で走塁の際に左膝の骨挫傷を負っていたロサンゼルス・エンゼルスの主砲マイク・トラウトが、復帰に向けて大きな一歩を踏み出した。5月20日(月)にフィールド上でのジョギングを開始し、痛みや違和感はなかったと明かした。

「感触はとてもいい。今の状態にはすごくワクワクしている。強度を上げても痛みがないんだ」と笑顔を見せた。

トラウトはすでに打撃練習やキャッチボールを行なっており、「ティ、トス、マシン、実戦形式の打撃すべてで痛みは出ていない」と語る。

復帰判断の最終的な鍵になる「ベースランニング」で問題なければ、復帰許可が出る見込みだ、現時点では復帰日程は決まっていないが、早ければ今月末にもグラウンドで姿を見られそうだ。

トラウトは現段階でマイナーでのリハビリ試合は望んでいない。

「球団側からはまだ何も言われていないけど、もし自分の意見を言えるならリハビリ出場はしたくないね」

昨年、リハビリの試合後に再び膝のケガでシーズン終了となった苦い経験が影響している可能性もある。

ロン・ワシントン監督もトラウトの前向きな回復に好感触を持っているが、焦らず慎重に復帰プランを進めていると語った。

「もっと走りたがっていたけれど、焦って逆戻りするのは避けたいから今は段階的にプログラムを実施している。」

トラウトは、ドジャースをスイープした「フリーウェイ・シリーズ」を含めた連勝を高く評価し、「打線が粘り強く戦ってる姿を見るのは楽しい。取られても、また立ち上がる。それが今のうちの強みだと思う」とチームの活躍を称賛した。