菊池雄星、今季最長7回1/3を1安打無失点

打線の援護を受けて今季2勝目

June 10th, 2025

エンゼルスの菊池雄星(33)が中5日で今季15度目の先発に臨み、7回1/3、104球を投げて1安打1四球5三振、無失点の好投で2勝目を挙げ、防御率は2.92に良化した。

チームはアデルの12号ソロなど8安打で7得点を挙げ、シリーズ第1戦を掴んだ。

八回に先頭打者を空振り三振に仕留めて、菊池がマウンドを降りると、本拠地の観客が立ち上がって大きな拍手を送り、左腕は帽子のつばにそっと手を添えながら引き揚げた。

初回、先頭打者ローレンス・バトラーをスライダーで空振り三振に仕留めると、打率.366の23歳、ジェイコブ・ウィルソンをカーブで遊ゴロ、ブレント・ルーカーを中飛で3人で抑えると、二回、三回もリズムよく投げ、三回まで走者を出さないパーフェクトピッチング。

シーズン序盤は直球の球速に伸び悩んだが、フォームを見直して球速も戻りつつある。この日も初回から最高球速96.6マイル(155.5キロ)、平均95マイル(152.9キロ)の直球を厳しいコースに投げ込んだ。

「(アスレチックスは)アグレッシブに振ってくるし、データからスライダー、カーブも有効だと思った」と二回からはスライダーとカーブも多用し、アスレチックス打線を翻弄した。

四回には1死から2者連続で投ゴロに仕留めた。菊池の抜群の反応に、一塁手のノーラン・シャニュエルは「投げてすぐ打球に反応するのは本当にすごいよね。今日のMVPはまちがいなく雄星だよ」と称えた。

五回は右打者のマックス・マンシーに初安打を許すなど、二死一、二塁のピンチを招いたが、マッカイバーを三ゴロに打ち取って得点は与えなかった。さらに六回は打者3人をわずか5球で抑え、続く七回も三者凡退で締めた。

「なるべく中継ぎを休ませたい」と監督に言われた菊池は八回もマウンドへ。「いくところまでいこうと思った」が先頭のニック・カーツに10球粘られ、最後は空振り三振に打ち取ったが100球を超えたため、ここで降板に。今季自己最長の7イニング1/3を1安打。そしてここまで課題になっていた四球数もわずか1つに抑える好投だった。

「先発は勝つチャンスを残してマウンドを降りること。どのボールも使えて、何よりも八回まで行けたのが良かった」と菊池は振り返った。

左腕は5月23日のマーリンズ戦で初勝利以来、勝ち星に恵まれなかったが、この日は三回に三者連続タイムリーで3点、四回にはアデルの12号ソロなど8安打で7得点を挙げ、菊池にも待望の勝ち星がついた。