菊池雄星、6回6奪三振も初勝利はお預け

今季ベストの登板も味方の援護もらえず

April 16th, 2025

<エンゼルス0ー4レンジャーズ>

菊池雄星がレンジャース戦で今季4度目の先発登板をし、6回79球を投げて3安打2四球6奪三振の好投をしたが、味方の援護に恵まれず、3敗目を喫した。

この日は立ち上がりから抜群の制球力で、初回をわずか8球で3者凡退に抑えた。

2回は先頭ガルシアを見逃し三振に仕留めた後、ピラーに内角低めのカーブを左翼へライナー性の2塁打にされる。しかしDHハイムにスライダーで2球連続ファールを奪うと、最後は95.3マイル(153.4キロ)速球で空振り三振に仕留めると、ヒガシオカには速球で左邪飛に抑え、無失点で切り抜けた。

8番の下位打線から始まった3回は3者凡退に抑えたが、一死で迎えた9番タベラスへの配球が特に光った。タベラスには4球続けて速球で攻めたが、ゾーンぎりぎりの速球に食らいついてファールにされると、菊池は5球目に内角に大きく曲がるスイーパーを投じた。思わずバットを出したタベラスの当たりは左翼ウォードのグローブに収まった。

「スイーパーは頻繁に投げるわけではないが、持っていると武器になると思う」と春季キャンプで話していたが、ここぞ、という場面で効果的に使った。

4回、5回も先頭に四球を与えて無死から走者を許したが、変化球と速球を巧みに織り交ぜた配球で後続打者を打ち取った。

開幕から打撃不振でチーム打率.208でリーグ25位に沈むレンジャーズは、6回先頭のタベラスがセーフティーバントで出塁すると、すぐに二盗を決め、捕手からの悪送球の間に3塁まで進んだ。続くセミエンが真ん中に入ったスライダーを強振。大きな当たりは左翼フェンスギリギリの犠飛となり、菊池は不運な形で先制点を許した。

勝ちはつかなかったが、強い雄星の復活を感じさせる登板内容だった。厳しいコースの球でファールを打たせ、最後はゾーンぎりぎりの球で空振りや詰まった当たりに仕留めるなど制球力が特に光った。開幕前から制球難だったスライダーはリリースポイントを少し低めにする微調整を加えたことで制球力に加えてキレも増すなど、次戦に大きくつながる登板となった。