ブルワーズ・ペラルタのトレード、メッツが最有力候補か

有望株マクリーンを筆頭にメジャーレベルの若手投手が豊富

2:30 AM UTC

ブルワーズはここ数年、ジョシュ・ヘイダー、コービン・バーンズ、デビン・ウィリアムスといったスター級の主力投手を次々にトレードで放出しながらも安定した強さを維持してきた。ファーム組織の育成力に加え、トレードで「次の主力選手」を獲得し、彼らをしっかり育てて勝つというサイクルが見事に機能しているからだ。

そして、今オフも主力投手の1人がトレード候補に挙げられている。昨季リーグ最多の17勝を挙げたフレディ・ペラルタがフリーエージェント(FA)前のラストイヤーを迎えており、このオールスター右腕に多くのチームが関心を示しているのだ。年俸も800万ドル(約12億円)と安価で、FA市場の好投手に大金を投じたくないチームにとって、極めて魅力的な補強ターゲットと言える。

29歳のペラルタにはヤンキース、ドジャース、ブレーブス、レッドソックスなど、多くのチームからの関心が報じられているが、「最も獲得の可能性が高い」とみられているのがメジャーレベルの若手投手を多く抱えているメッツだ。

ジ・アスレチックのケン・ローゼンタール記者とウィル・サモン記者によると、ブルワーズはペラルタ放出の対価として「メジャーの即戦力となる若手投手」を求める可能性が高いという。ペラルタ獲得を狙うどのチームにも魅力的な若手投手はいるものの、メッツの場合は「質」だけでなく「量」も豊富だ。球団別有望株ランキングの上位5人のうち3人(ノーラン・マクリーン、ジョナ・トン、ブランドン・スプロート)が投手で、いずれもメジャーデビューを果たしている。しかもマクリーンとトンはメジャー全体の有望株トップ100に名を連ねるほどのトップ・プロスペクトである(マクリーンが全体11位、トンは同46位)。

さらに、メッツには2023年と2024年にマイナーで好成績を残したクリスチャン・スコットもいる。2024年5月にメジャーデビューしたあと、右肘を痛めてトミー・ジョン手術を受け、昨季は全休となったものの、そのリハビリはまもなく終了し、今季はメジャー復帰が期待される。メッツはマクリーンを「アンタッチャブル」(=放出不可)と位置付けているとみられるが、それ以外の若手投手を軸としたパッケージでペラルタを獲得するトレードを成立させるのはそれほど難しくないと思われる。

エース級の先発投手の獲得が急務となっているメッツは、FA市場に残っているフランバー・バルデスとレンジャー・スアレスの両左腕にも興味を示しているとみられ、ESPNのバスター・オルニー記者は「メッツがどちらか1人を獲得するのは避けられない」とまで言っている。

しかし、メッツのデービッド・スターンズ編成本部長はブルワーズ時代から投手との長期大型契約を避けてきた歴史があり、実際にバルデスやスアレスの獲得に動くかどうかは不透明。スターンズ編成本部長がブルワーズ時代から知るペラルタは、エース級の実力を持ちながらも年俸が安く、理想的な補強ターゲットだ。果たしてメッツはデービッド・ピーターソン、クレイ・ホームズ、ショーン・マナイアらが形成する先発ローテーションに待望のエースとしてペラルタを加えることになるのだろうか。