【パドレス2-1ドジャース】サンディエゴ/ペトコパーク、8月22日(日本時間23日)
わずかなチャンスを生かせなかった。
八回、1点を追うドジャースに絶好のチャンスが訪れた。俊足新人ディーンとフリーランドを一・二塁に置き、ここでロバーツ監督は9番ケネディに代えてラッシングを送った。
ネクストには大谷翔平。
だがラッシングの打球は一塁アラエスから遊撃ボガーツへ渡り、二塁封殺後の一塁送球は、一旦セーフと判定された。しかしリプレー検証でアウトに覆り、反撃ムードは一瞬でしぼむと、九回も無得点に終わり、見せ場のないまま、シリーズ初戦を落とした。
先発ブレイク・スネルが7回2失点と粘投したが、強力パドレス救援陣を打ち崩せなかった。
ナ・リーグ西地区はこの結果、ドジャースとパドレスが同率首位に。直接対決のタイブレークを押さえているドジャースが、実質1ゲーム分リードを握っている。
パドレス先発ダルビッシュは初回から7者連続アウトと絶好調だった。三回にルーキーのフリーランドにメジャー初アーチを浴び、続くケネディに死球を与えたが、それ以外はベテランらしい安定した投球で、六回には大谷に四球を許すも、直後にベッツを併殺打に仕留め、流れを渡さなかった。
大一番の直接対決はますますヒートアップ。西地区争いは最後までもつれそうだ。
