ドジャースのロバーツ監督は、左肩を負傷して戦列復帰に向けてキャッチボールを行ったブレイク・スネル(32)について「状態が良くなかった」と明かした。今後は患部の回復を優先させ、キャチボールなどを行わないノースロー期間が設けられる見込みだ。また、改めて検査を受ける可能性も浮上しており、離脱が当初の想定よりも長期化する可能性が出てきた。
スネルは「左肩の炎症」と診断され、日本時間4月7日に15日間の故障者リスト入りが発表された(故障者リスト入りは日本時間4月4日にさかのぼって適用)。スネルは左肩の痛みを訴えてMRI検査を受けることになったが、炎症が確認された以外の異常はなかった。そのため早期復帰が期待されていたが、スネルの離脱は当初の想定よりも長引きそうだ。
現在32歳のスネルはサイ・ヤング賞2度の実績を誇る左腕。昨季終了後にジャイアンツからオプトアウト(契約破棄)の権利を行使してフリーエージェント(FA)となり、5年1億8200万ドル(約261億円)の大型契約で今季からドジャースに加わった。今季はここまで2試合に先発して9イニングを投げ、1勝0敗、防御率2.00を記録。ただし、4奪三振に対して8つの四球を与えるなど、投球内容は決して良くなかった。