ドジャース、スネルの復帰が遅れる見込み

4月7日から負傷者リスト入り

April 23rd, 2025

ドジャースのロバーツ監督は、左肩を負傷して戦列復帰に向けてキャッチボールを行ったブレイク・スネル(32)について「状態が良くなかった」と明かした。今後は患部の回復を優先させ、キャチボールなどを行わないノースロー期間が設けられる見込みだ。また、改めて検査を受ける可能性も浮上しており、離脱が当初の想定よりも長期化する可能性が出てきた。

スネルは「左肩の炎症」と診断され、日本時間4月7日に15日間の故障者リスト入りが発表された(故障者リスト入りは日本時間4月4日にさかのぼって適用)。スネルは左肩の痛みを訴えてMRI検査を受けることになったが、炎症が確認された以外の異常はなかった。そのため早期復帰が期待されていたが、スネルの離脱は当初の想定よりも長引きそうだ。

現在32歳のスネルはサイ・ヤング賞2度の実績を誇る左腕。昨季終了後にジャイアンツからオプトアウト(契約破棄)の権利を行使してフリーエージェント(FA)となり、5年1億8200万ドル(約261億円)の大型契約で今季からドジャースに加わった。今季はここまで2試合に先発して9イニングを投げ、1勝0敗、防御率2.00を記録。ただし、4奪三振に対して8つの四球を与えるなど、投球内容は決して良くなかった。

ドジャースは現在、山本由伸(26)、佐々木朗希(23)、グラスノー、メイの4人が先発ローテーションの5枠のうち右投手が4枠を占め、残りの1枠を固定することができていない状況。安定した戦いをするためにスネルの早期復帰が望まれるが、もうしばらくはスネル不在の状態での戦いを強いられることになりそうだ。