ブルージェイズのリリーフ投手陣は歴史を作るかもいしれない、しかし…

4:07 AM UTC

今季のメジャーリーグで少なくとも28試合に登板している救援投手はわずか20人だ。その救援投手の4分の1がブルージェイズでプレーしている。

メイソン・フルハーティが31登板でリーグトップ。ブレイドン・フィッシャーはアスレチックスのホーガン・ハリスと並び、30登板で2位タイだ。ジェフ・ホフマン、ルイ・バーランド、タイラー・ロジャースらは28登板で6位に並んでいる。

カレンダーが6月に変わり、この5人の救援投手全員がレギュラーシーズン終了までに75試合に登板するペースだ。もし、本当にそれが実現すれば、2026年のブルージェイズはMLB史上、5人の投手が75試合以上に登板する初のチームとなる。

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バーランド、ロジャース、フィッシャーの3人は特に素晴らしい。

昨夏のトレード期限直前にツインズから移籍したバーランドは、ブルージェイズでの最初のフルシーズンで驚異的な成績を残している。28歳のバーランドが記録している防御率0.29という数字は、少なくとも20イニングを投げたメジャーリーグの投手陣でトップに立ち、2位(リコ・ガルシア、ブライアン・ベヨ、ロベルト・スアレスがいずれも防御率0.71)は、その数字の2倍以上となっている。また、バーランドは現在、1.9のbWAR(勝利貢献の総合指数・ベースボール・リファレンス版)でチームをリードしている。

頼もしいベテランのロジャースは、オフシーズンに3年契約を結んで以来、まさに前評判通りの働き。ゴロ割合で上位1%に位置するとともに防御率2.36を記録している。

そして、29日(日本時間30日)にボルティモアでのオリオールズ戦メジャー初セーブを挙げた勢いのある25歳のフィッシャーは、防御率2.48の投球を続けている。過去7イニングで、10人の打者から三振を奪いながら、許した安打はわずか1本だ。

現在、3人の投手は全員175以上のERA+を記録している。3人の高い登板頻度と高いパフォーマンスの組み合わせがこのまま続けば、かなり限られたグループの仲間入りとなる。(ERA+とは、リーグ平均や球場効果を考慮し、100を平均として投手の防御率を評価した指標。数値が高いほど優れている)

同一チームで175以上のERA+と75試合以上の登板を記録した選手の最多人数(自責点が公式記録となった1913年以降):

  • 3人 2011年ブレーブス(クレイグ・キンブレル、エリック・オフラハティ、ジョニー・ベンタース)
  • 3人 2003年ドジャース(エリック・ガニエ、ギレルモ・モタ、ポール・クアントリル)
  • 2人 2024年ガーディアンズ(ハンター・ガディス、ティム・ヘリン)
  • 2人 2003年アストロズ(オクタビオ・ドテル、ビリー・ワグナー)

しかし、これはブルージェイズが作りたい歴史なのだろうか。

今季、ブルペン全体が重い負担を背負っている。先発ローテーション投手が相次ぐケガに苦しんでおり、救援陣はメジャー4位となる253回2/3を記録している。もしブルージェイズの先発投手陣が万全に近い状態であれば、ジョン・シュナイダー監督がこれほどのペースで多くの投手を起用することは想像し難い。そのような記録が珍しいのには理由がある。

ロジャースにとって、この起用法は新しいことではない。2021年以降、1シーズン平均74.8試合に登板しており、昨年はジャイアンツとメッツで自己最多となる81試合に登板した。バーランドはマイナーリーグからメジャーでのキャリア初期にかけて先発投手だったため、1シーズンに最大152回1/3を投げた経験がある。また、昨年はブルージェイズでプレーオフ15試合に登板し、ポストシーズンの記録を樹立した。しかしフィッシャーにとって、これは比較的未知の領域だ。右腕は、8月23日(同24日)までにプロキャリアでの自己最多登板数(2025年にトロントと傘下3Aバッファローで記録した66試合)に並ぶペースだ。

圧倒的な3人の仲間に加わろうとしている左腕のフルハーティもいる。5月に24歳になる左腕は、14三振、2四球で防御率0.82を記録した。フルハーティはフルシーズンで84試合に登板するペースだ。これは2011年にベンタースが計85試合に登板して以来最多となる(2020年の打者3人との対戦義務化以前)。

しかし、6月には戦力の補充が到着する見込みだ。右肘の炎症で3月から離脱しているシェーン・ビーバーは、5月30日(同31日)に1Aダニーデンで最初のリハビリ登板に臨んだ。オープン戦で好投した後、前腕の腱炎と足首の炎症に苦しんでいたマックス・シャーザーは、5月31日(同6月1日)に3Aバッファローで3回を無失点に抑えた。救援投手のイミ・ガルシア(肘)とトミー・ナンス(前腕)も数週間以内に復帰するはずだ。

負傷の投手陣がメジャー復帰した後、ブルージェイズのリリーフ起用がどのように安定するかはまだわからない。救援陣主導の投手陣はメジャー11位となる防御率3.89の堅実な成績を残しているが、再び10月(あるいは11月)までプレーする計画であれば、長期戦に向けて投手たちをフレッシュな状態に保つ必要がある。

バーランド、ロジャース、フィッシャーの3人だけでブルージェイズをその舞台に引き戻すことはできない。もっとも、これまでの3人の影響力、チームの最初の60試合で計90回1/3を投げて防御率1.69という成績を考えれば、まさにそれを成し遂げようとしているように思える。