意地の猛攻、ブルージェイズ勝利でWSは2勝2敗に

大谷は7回途中4失点

October 29th, 2025

ドジャース2-6ブルージェイズ】ロサンゼルス/ドジャースタジアム、10月28日(日本時間29日)

ワールドシリーズはまだまだ終わらない。ブルージェイズ打線が意地を見せ、その実力を発揮。2−1の七回に一挙4得点の猛攻でリードを広げ、シリーズを2勝2敗のタイに戻した。

先制したのはドジャース。二回、マックス・マンシーが1死から四球を選ぶと、続くトミー・エドマンが安打で一、三塁に好機を拡大。キケ・ヘルナンデスが、ライトへの犠牲フライを放った。

先制を許したとはいえ、ブルージェイズ先発のシェーン・ビーバーは意地の力投。5回1/3を投げ4安打、3四球、3三振、1失点と試合を作った。

一方のドジャース先発、大谷翔平(31)は、立ち上がりから2イニングを無失点に抑えたが、三回に先頭のネイサン・ルークスに安打を許すと、続くブラディミール・ゲレーロJr.に、高めに浮いたスイーパーを捉えられ、逆転の2ランを左中間へ運ばれた。

その後は立て直し、四回には3者連続三振を奪うなど好投。しかし、七回に先頭のドールトン・バーショ、アーニー・クレメントに連打を浴びて、無死一、二塁のピンチを招き、2番手のアンソニー・バンダに交代。6回0/3、93球を投げ、6安打、4失点で降板した。

ブルージェイズ打線はこのチャンスを逃さなかった。代わって登板したアンソニー・バンダ、ブレイク・トライネンを捉え、一気に4点を奪った。2走者を残して降板した大谷は最終的に4失点となった。

ドジャース打線は、ビーバー降板以降も沈黙。九回にはルイ・バーランドから1点を返したが、反撃はそこまで。第5戦の結果にかかわらず、シリーズはトロントで決着がつくこととなった。