WBCに懸ける:フレディ・ペラルタ(ドミニカ共和国)

「先発でもリリーフでもどちらでもいい」と参加を熱望

August 2nd, 2025

ブルワーズのエースで、ドミニカ共和国出身のフレディ・ペラルタ(29)が来年のワールドベースボールクラシック(WBC)への参加意志を表明した。

「ドミニカ共和国のためにプレーすることは、とても大きな意味がある」

野球少年だった頃、国を背負って戦う選手たちを憧れの目で見つめ、全力で応援した。

「あの頃の気持ちを思い出す。自分が同じユニフォームを着てマウンドに立てたら、とても誇らしい気持ちになると思う。考えただけでワクワクする」

国旗を模した青、赤、白のユニホームに身を包んだ姿を想像したのだろうか。ペラルタには大きな笑顔が浮かんだ。

同国はメジャーリーグで活躍し、出場を希望する選手も多い。しかしオールスターにも選ばれ、今季すでに両リーグトップの12勝を挙げているペラルタは先発の有力候補の一人だ。

「確かにドミニカには多くのスター選手がいるけれど、僕はメンバーに入れると思う。先発でもリリーフでも(どこでも)いいから出場して、国のため、チームの勝利に貢献したい」

フォーシーム、チェンジアップ、カーブ、スライダーの4球種でコーナーをつく投球が持ち味で、今季はすでに12勝を挙げ、防御率3.08をマークしている。2023年から先発ローテーションを守る安定感と肉体の強靭さも強みだ。

前回の2023年大会は春季キャンプ中にテレビ観戦した。

日本と米国の決勝戦も「見た見た。すごくおもしろかったよね」と興奮気味に話し、「ああいう舞台は野球界にとってプラスだと思う。世界中の人が観ることで、この競技の魅力を再認識してくれるし、将来この舞台を目指す子供たちに夢を与えると思うんだ」と、世界大会の意義を強調し、自身のその舞台での活躍を心に誓った。