ローリー、捕手歴代トップまで5本となる44号

フリオにも「最速弾」含む2本塁打が飛び出し、マリナーズが勝利

August 10th, 2025

マリナーズ7-4レイズ】シアトル/T-モバイルパーク、8月9日(日本時間10日)

この日、試合前のセレモニーで背番号51が永久欠番として制定されたイチロー氏。かつてのチームメイトが口を揃えて語るのが、もし彼が様々な記録を塗り替えるほどの安打を積み重ねる代わりに長打力を追求していたら、史上最高のパワーヒッターの一人になっていただろう、ということだ。

結果的に、レジェンドはその道を選ばず殿堂入りとなった。そして、今その背中を、パワーヒッターという別の道から追うのが、カル・ローリーだ。

歴代2位は1970年に45本を放った殿堂入り捕手ジョニー・ベンチで、トップは2021年に48本を放ったサルバドール・ペレス。しかし、ローリーが見据えるのはさらに先だろう。前半戦だけで38本塁打を放った“ビッグ・ダンパー”が競う相手は、捕手に限らない。

オールスター後は、本塁打競争で打ちすぎたせいか、8日のカード初戦まで77打数15安打、打率.195と停滞気味だったものの、その初戦で逆転の43号3ランを放ち、悪い流れを払拭。2試合連続アーチで、再び歴史を更新するペースに戻りつつある。

球団記録は1997年と1998年にケン・グリフィーJr.が達成した56本。このときは、44号を137試合目と129試合目に放っていたが、ローリーはこの日が118試合目。球団記録更新も視野に入ってきている。

この日の本塁打はローリーだけではなかった。初回、1点を失った直後の攻撃で、フリオ・ロドリゲスが逆転の2ランをマーク。三回には、ローリーの直後に23号ソロを放ち、リードを6-1に広げた。この1発は、今季のMLBで最速の一打となり、打ってから3.28秒でスタンドへ飛び込んだ。