ヌートバー、母に贈る先頭打者HR

May 11th, 2025

本拠地ナショナルズ・パークで行われた日曜日の試合で、セントルイス・カージナルスはラーズ・ヌートバーウィルソン・コントレラスノーラン・アレナドの本塁打により、ナショナルズに6-1で勝利。ドジャースとツインズに並ぶ、今季メジャー最長タイの8連勝を達成した。

「選手たちは本当によくやってくれた」とオリバー・マルモル監督。「試合の中にはつなぐべき時と、長打を狙っていくべき時がある。その意味で序盤から狙い通りの攻撃ができたし、最後のコントレラスの本塁打が効果的だった。」

先頭打者として打席に立ったヌートバーは、マッケンジー・ゴアの5球目のストレートをとらえ、ライトスタンド2階まで飛ばす先頭打者本塁打を放った。打球速度は174キロをマークし、今季第6号、通算7本目の先頭打者アーチとなった。

「あの打席はストレートが4球、カーブが1球だった。(ゴアは)左打者にはスライダーとのコンビネーションで攻めるタイプなので意外だったが、カウントを有利にしていいスイングをしようと心がけた」とヌートバーは語った。

カージナルスは過去4試合すべてで三回までに得点しており、序盤の勢いの良さが好調の鍵となっている。

「チャンスでの勝負強さ、早いうちの得点、そして投手陣の安定。打線全体がうまく機能しながら、この3つが噛み合っていると思う」とヌートバーは分析する。

なお、この日使われた母の日仕様のピンク色のバットはもちろん、母にプレゼントするという。「欲しいものは何でも手に入れる人だからね」と息子は笑顔で語った。

先発のマイルズ・マイコラスは、5回1/3を投げて被安打4、与四球1、失点1、三振5の好投。フロリダ州出身の右腕は、ここ4試合すべてで5回以上を投げ、うち3試合を1失点以下に抑えている。

「今日の自分の内容には満足している。速球のコントロールが良くボールを低めに集められた。守備も良かったし、後半は打線も活発だったね」とマイコラスは語った。

二回には、コントレラスが左中間へ406フィート(約124メートル)の特大ソロ本塁打を放った。この試合で出塁記録を23試合に更新。今季のナ・リーグでフィリーズのカイル・シュワーバー(39試合)に次ぐ記録となっている。

「序盤の得点は試合運びに勢いと自信を与えてくれる」とマルモル監督は語る。

さらにカージナルスは、七回と八回にそれぞれ2点を加え、試合を決定づけた。七回にはヨエル・ポゾとビクター・スコットIIがタイムリーを放ち、スコットは自身最長の11試合連続安打を記録した。

「成長、自信、そして成熟。それが打席に立つ時の今の自分を支えている」とスコットは語った。

八回にはアレナドが初球のストレートを左翼ブルペンに運ぶ2ランで、スコアを6-1と突き放した。

「アレナドの一発で試合を決定づけることができた。今日は多くのポジティブなことがあったね」とマルモル監督は振り返った。

この勝利により、カージナルスの戦績は22勝19敗に。ナ・リーグ中地区首位のカブス(23勝18敗)まで1ゲーム差と迫っている。9連戦の後半に差し掛かるチームは、月曜日からナ・リーグ東地区2位のフィリーズとの3連戦を迎える。

「今のチームは本当にいい野球をしている。この状況を楽しみたい」とマイコラスは語った。