メジャー5年目のカージナルスのラーズ・ヌートバー(27)の打撃が好調だ。
今季は21試合に出場し、安打20、本塁打3本、打点10、打率253、OBP.392、OPS.797などをマークしているが、OBP(出塁率)はナ・リーグ14位につけ、22位の大谷(.375)を上回る。
好調の理由の一つが打球角度だ。
ライナー性の強いあたりを打つには10度から25度の角度が理想的といわれているが、ヌートバーの打球角度は2023年7.2度、2024年は6.0度だったが、今季は17.0度と大きく変化した。
ブラウン打撃コーチがその理由を教えてくれた。
「オフにデータ解析班とミーティングをして、ラーズ(ヌートバー)の打球角度の修正が打撃向上につながると話し合った。ラーズともズームなどで具体的な数字、そして打撃フォームの動画を共有し、オフにスイングの改善に取り組んだ」
ヌートバー自身はフォーム改善に懐疑的な部分もあったが、コーチ陣とミーティングを重ね、納得して取り組んだ。
打球角度をつけるスイングはややアッパー気味になるため、空振り三振の増加や内野フライが増える傾向もあるが、ヌートバーに関しては杞憂だ。
「良い球をしっかり打つことを心がけている」とヌートバーが話すように、三振数は15、一方で四球数はナ・リーグ5位タイの17で、選球眼がいいと言われるソトと同様、四球数が三振数よりも多い。
カージナルスはチーム打率.262でナ・リーグ2位だが、中継ぎ投手が不調でナ・リーグ中地区で4位に沈んでいる。しばらくは打撃に頼る日々が続きそうだが、リードオフマンとしての活躍に注目したい。