5回無失点でメジャー初勝利のバーンズ「もっと良くなっていく」

March 31st, 2026

パイレーツ0-2レッズ】シンシナティ/グレートアメリカンボールパーク、3月30日(日本時間31日)

この日のチェイス・バーンズ(23)は余裕すら感じさせた。

「力まず、自分らしく、欲を出さずにストライクゾーンを攻めることを心がけた。四球も出したし、カウントを悪くした場面もあったけど、登板を重ねるごとにもっと良くなっていくはずだ」とバーンズは語った。

5回無失点、1安打、7三振、3四球。安定感のある投球で効率よく試合を進め、メジャー初勝利を挙げた。これでチームは開幕4試合で早くも3勝目となった。

「非常に大きな勝利だ。ブルペンを消耗させなかっただけでなく、試合にも勝てた。それが目指していたことだし、今夜は収穫が多かった」とテリー・フランコーナ監督は語った。

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五回、先頭のホーウィッツに安打を許したが、その後は内野ゴロと2つの三振で危なげなく締め、78球でマウンドを降りた。

「ハンター(グリーン)とニック(ロドロ)という2人を欠いたのは痛いけど、2人ともいずれ戻ってくる。数年前にはレット(ローダー)が才能を示したし、昨年インパクトを残したバーンズもいる。選手層の厚みは、自分たちの大きな強みだよ」と捕手のタイラー・スティーブンソンは語った。

スプリングトレーニング中、負傷者が出るまで、バーンズはローダーと先発ローテーションの座を争っていた。当初は打者に対してストライクを先行させるのに苦労した。調整の一環として登板を短縮され、キャンプ終盤、そして24日(日本時間25日)にミルウォーキーで行われた5イニングの調整登板を経て、23歳の右腕は一皮むけた姿を見せた。

2025年のルーキーイヤーは13試合(うち8先発)に登板して0勝3敗、防御率4.57に終わっていたバーンズ。待望の「メジャー初勝利」を挙げ、次のように喜びを語った。

「最高の気分だ。大好きな野球ができる機会を与えてくれた神に感謝しているし、まずは1勝を挙げられて良かった。これからもっと勝ち星を積み重ねていきたい」

バーンズはこの日、最速99.6マイル(約160.3キロ)のフォーシームと、キレ味鋭いスライダーの2球種を中心に組み立てた。

パイレーツの遊撃手ジャレッド・トリオロは、「1巡目はスライダーが多く、2巡目は速球が中心だった。かなり支配的な投球をされた」と振り返った。

「圧巻だった。彼の中で何かが噛み合ったみたいだ。初回を終えた後は落ち着きを取り戻し、自分のリズムを掴んでいた」 とスティーブンソンは言う。

バーンズは初回に1死から四球を出し、四回にも2つの四球を与えたが、いずれも後続を断った。

バーンズ降板後、メジャーデビューとなった球団12位の有望株ホセ・フランコを六回から起用。1回2/3を投げ、七回に2安打を許して2死一、三で降板したが、後を受けたグラハム・アッシュクラフトがデービスを三振に仕留めてピンチを切り抜けた。

「細心の注意を払う必要があった。3人の投手が使えない状況で、もし延長戦に入れば投げさせる投手がいなくなってしまうからね。誰かがピンチを招けば危ない状況だったけど、選手たちが互いにカバーし合ってくれた」とフランコーナ監督は継投についてコメントした。

打線では新人サル・スチュワートが再び存在感を発揮。4打席で3度出塁し、1900年以降、開幕4試合すべてで3回以上出塁した最年少選手となった。

四回、パイレーツ先発ブラクストン・アッシュクラフトから1死で四球を選び、エウヘニオ・スアレスの安打で三塁へ進むと、スペンサー・スティアの犠飛で先制のホームを踏んだ。

さらにウィル・ベンソンが右翼へ適時三塁打を放ち、スアレスが生還。この回の2得点を守り切ってカード初戦を制し、3連勝とした。