有望株モンゴメリーがメジャー昇格へ

コリー・シーガーと比較される強打の遊撃手

July 4th, 2025

ホワイトソックスは「MLBパイプライン」の有望株ランキングで球団5位・全体95位の評価を受けているコルソン・モンゴメリーをメジャーに昇格させる方針を固めたようだ。まだ球団からの公式発表は行われていないが、MLB.comは複数の情報筋から確認を取った。

23歳のモンゴメリーは2021年ドラフト1巡目(全体22位)指名でプロ入りした強打の遊撃手。190センチ、104キロという立派な体格を持ち、プロ入り後は着実に成長を遂げ、プロ入り4年目の昨季、マイナー最上級の3Aに到達した。

左打者のモンゴメリーは、将来的にメジャーで30本塁打を狙えるパワーを持ち、肩も強い。大柄なわりには守備範囲も広く、強打の遊撃手としての活躍が期待されている。2023年はマイナー3階級合計でOPS.939の好成績をマーク。昨季は初の3Aで打率.214、OPS.710と苦戦したが、それでも18本塁打と持ち前の長打力を発揮した。

3Aの環境にも慣れ、さらなる成長が期待された今季だが、4月末の時点で打率.149、3本塁打とスロースタートに。しかし、5月以降は徐々に調子を上げ、6月は16試合に出場して打率.281、6本塁打、16打点、OPS1.010をマークした。三振率の高さは課題として残るものの、状態が上がってきたタイミングでメジャー昇格が決まった。

強打の大型遊撃手として、コリー・シーガー(レンジャーズ)と比較されることが多いモンゴメリー。将来的には、シーガーのようなスター遊撃手として、ホワイトソックスを牽引していくことが期待される。

なお、今春のスプリング・トレーニングで正遊撃手候補に挙げられていたモンゴメリーだが、9打数1安打(その1安打はホームラン)と結果を残せなかっただけでなく、背中の故障もあり、3月11日にマイナー降格が決定。それから約4カ月が経過し、満を持してメジャーの舞台に登場する。