PCAが殊勲のタイムリー、カブス8年ぶりNLDSへ進出

October 3rd, 2025

カブス3-1パドレス】シカゴ/リグレーフィールド、10月2日(日本時間3日)

再びロースコアゲームになったカブスとパドレスのワイルドカードシリーズ(WCS)第3戦。両軍が中盤にクローザーを起用するなど、ポストシーズンならではの緊張感溢れる投手戦は、カブスに軍配が上がった。

カブス打線は、二回にパドレス先発のダルビッシュ有をとらえた。先頭のカイル・タッカーが安打、続く鈴木誠也が二塁打を放ち、無死二、三塁に。さらに四球で満塁とすると、ピート・クロウ=アームストロングが中堅へ先制タイムリー。ダルビッシュはここで降板したが、代わったエストラダが四球で押し出しを与え、カブスが2点を先制した。

七回には先頭のマイケル・ブッシュが六回から登板していたパドレスの守護神スアレスから、ライトへのソロを放ち3-0に。カブス打線は13安打で3得点と、決して理想的な内容ではなかったが、この日のカブス投手陣にとっては十分な点差だった。

カブス先発のジェイムソン・タイオンは4回60球を投げ2安打、4三振、無失点の快投。大一番でその役割を完璧に果たした。ここ2戦と同様、カブスはここから積極的に継投。九回には、ブラッド・ケリーがメリルにソロを許し、その後2死球でピンチを招いたが、第2戦でオープナーを務めたアンドリュー・キットリッジが抑え、リードを守り切った。

バックもブルペンを援護した。特に輝きを放っているのが、シリーズを通して守備で魅せているダンズビー・スワンソン(遊撃手)だ。六回には、スライディングキャッチから素早い送球でアライズを打ち取り1アウト。四球で走者が出るも、続くメリルのゴロを捕球しそのまま二塁を踏んでから、一塁へ送球しダブルプレーを完結。1人で3アウトを奪い、パドレスの上位打線を封じた。

カブスが前回ポストシーズンに進出したのは、コロナ禍で無観客の2020年で、有観客では2018年が最後だが、どちらもWCSで敗れた。シカゴのファンにとっては、2017年以来のナ・リーグ地区シリーズ(NLDS=5回戦制)となる。この時は、3勝2敗でナショナルズに勝利した。

カブスは、4日(日本時間5日)からナ・リーグ王者で、今季MLB最多勝利のブルワーズとNLDSを戦う。今季は13戦で7勝6敗と勝ち越しているが、有利に試合を進められるか要注目だ。