【レッズ3−8カブス】シカゴ/リグレーフィールド、5月7日(日本時間8日)
3夜連続の劇的な逆転サヨナラ勝利の後、3万411人の観客をハラハラさせることなく、91年ぶりの記録にさらに一歩近づいた。
ナ・リーグ中地区のライバルであるレッズに勝利して4連戦をスイープして、本拠地15連勝。リグレーフィールドでの連勝は、約100年前の1935年9月に18連勝を記録して以来、最長となる。チーム歴史家のエド・ハティグ氏によると、球団記録は1880年にレイクフロントパークで記録した21連勝までさかのぼる。
先発の今永昇太(32)は6回で99球を投げ、6安打1失点、3四球、10三振の好投で4勝目(2敗)を挙げた。今季5度目のクオリティ・スタート(QS=6イニング以上を投げ、自責点3以下)を達成し、防御率2.28とした。
この勝利でカブスは直近22試合で19勝3敗、今季の本拠地成績を18勝5敗とした。ハティグ氏によると、7試合以上の本拠地連戦を全勝で終えることが1シーズン2度は、1880年以来のことだ。また、9連勝以上を1シーズンに2度記録したシーズンも、1935年以来となる。
四回に四球を選び、自己最長となる28試合連続出塁を記録したイアン・ハップ(31)は「かなり特別なことだ」と語った。「メジャーでの4連戦スイープは本当に難しい。どんなスイープも困難だが、4連戦となればさらにすごい。さまざまな方法でそれを成し遂げられる能力が、最も印象的だ。あらゆる選手が貢献している」と好調を語った。
カブスが9連勝を飾ったこの日、劇的な展開は必要なかった。ナ・リーグ中地区首位を走るカブス(26勝12敗)は、マイケル・コンフォート(33)の予想外の貢献もあり、メジャー屈指の強豪チームとしての勢いを維持した。
4月29日のサンディエゴでのパドレス戦以来の先発出場となったコンフォートは、3打数3安打1四球。二回に右翼へ先制のソロを放つと、四回にはこの回一挙7得点の口火を切る押し出し四球を選んだ。
コンフォートは今季、控えとしての限定的な役割ながら、36打数で打率.361、OPS1.134、8打点をマーク。ニコ・ホーナー(28)、モイゼス・バエステロス(22)、ピート・クロウ=アームストロング(24)、ダンスビー・スワンソン(32)、ミゲル・アマヤ(27)ら主軸も打点を挙げた。4日(同5日)のサヨナラ本塁打を含むコンフォートの活躍は、鈴木誠也(31)の休養日にチームにとってうれしいプラスアルファとなった。
カウンセル監督は「限られた出場機会でコンフォートが送っている打席の内容は、本当にすごい」と語った。「遠征の最終戦以来、しばらく先発がなかったが、攻撃面で試合の主役となった。チームにとって非常に心強い存在だ」と活躍をたたえた。
コンフォートは「最高だ。夢のようだよ。チャンスに備えて準備を怠らず、チームのためにできることをしようとしているだけだ。この特別な集団の一員でありたい。チームメートは野球の戦い方を知っているし、何が必要かも分かっている」と付け加えた。
7日(同8日)に8得点を挙げたことで、カブスの今季総得点は208となり、ヤンキース(209)、ブレーブス(213)に次いでメジャー3位となった。
6イニングを1失点に抑え、10三振を奪った今永にとって、この援護は十分過ぎるものだった。唯一の失点は六回に許したソロ本のみ。レッズが二塁に進んだのは五回になってからだった。
4月14日(同15日)から24日(同25日)にかけて10連勝したカブスは、母の日(10日=同11日)を前に今季2度目の10連勝に王手をかけている。まだ5月ではあるが、この日の勝利により、カブスはブレーブスと並びメジャー最高勝率に浮上した。
カウンセルは「私たちの仕事は、ただ白星を積み重ねることだ。今の勝利も、シーズン終盤の勝利も価値は変わらない。非常に長いシーズンの間には必ず逆風に直面する。だから、順調なうちに勝てるだけ勝っておく必要がある」と語った。
カブスがリグレーフィールドでプレーしているとき、それはほぼ約束されたものとなっている。
コンフォートは「ここには、これまでプレーしてきたどの球場とも全く異なる雰囲気があるように感じる」とホームアドバンテージに感謝した。
