ア・リーグ中地区首位のホワイトソックスに急ブレーキがかかっている。9月11日(日本時間12日)のカージナルス戦に3-7で敗れて4連敗。直近12試合は3勝9敗となり、同日に勝利した2位ガーディアンズとの差は0.5ゲームまで縮まった。
【最大の課題は得点力】
9月1〜11日の10試合は3勝7敗。打線は計33得点で、1試合平均3.3点にとどまっている。
・チーム打率.207
・67安打
・11本塁打
・37四球
・98三振
・33得点
現在の4連敗中は計8得点。11日は9安打、6四球を記録しながら3得点だった。得点圏では8打数無安打、12残塁。五、六回はいずれも満塁の好機を生かせなかった。チェイス・マイドロス(25)が13、14号を放った一方、走者を返す攻撃が不足した。
【先発は防御率5点台】
投手陣では、先発と救援に明確な差が出ている。9月1〜11日の先発投手10登板は以下の成績。
・38回2/3
・防御率5.12
・WHIP1.45
・クオリティー・スタート(QS:6回以上を投げ自責点0) ナシ
・5イニング未満で降板=6度
オープナー起用を含むためQSだけで先発投手の不調を断定できないが、複数の先発が早い回に崩れた影響は大きい。
アンソニー・ケイ(31)は8月31日以降の3先発で13回を投げ、自責点13、防御率9.00、0勝3敗。9月11日も4回5安打3失点で直近6先発は0勝4敗となった。
ショーン・バーク(26)は9月1日に5回2/3無失点と好投したが、同8日は1回1/3で8安打7失点。ルイス・カスティーヨ(33)も同3日に4回6失点だった。
一方、デービス・マーティン(29)は同2日と9日の2登板で計10回2/3、自責点1、防御率0.84。先発全員が不調というより、一部の投手による大量失点が先発防御率を押し上げている。
【救援陣は先発より安定】
同じ9月1〜11日のリリーフ投手陣の成績は以下。
・48回1/3
・自責点17
・防御率3.17
・WHIP1.18
・45安打
・12四球
・39三振
先発の防御率5.12、WHIP1.45と比べ、救援陣は奮闘している。
さらに8月27日〜9月11日の15日間では64回を投げ、防御率2.11、WHIP1.03。53安打、13四球、自責点15に抑えている。
ただし直近では綻びも出た。9月11日はトレバー・リチャーズ(33)が2回5安打3失点。先発降板後に2-3から4点差まで広げられた。
ホワイトソックス苦戦の要因は以下が挙げられる。
- 最大の課題=打線の得点力
- 次の課題=先発の大崩れ
- 救援陣=期間全体では先発より安定
- 守備=失速の中心的な要因を示す数字は乏しい
地区首位は守っているが、残り15試合で2位ガーディアンズに対するリードは0.5ゲーム差。得点力を回復し、先発が試合序盤を安定させられるか。14日(同15日)からは、敵地クリーブランドでガーディアンズと3連戦。地区優勝争いは正念場を迎えている。
