【パイレーツ9-7ドジャース】ピッツバーグ、PNCパーク、9月2日(日本時間3日)
敵地で行われたパイレーツ戦でのシリーズ初戦、ナ・リーグ西地区首位のドジャースは、パイレーツに序盤に先制され、一度は追いついたものの、再び勝ち越される展開で9―7で初戦を落とした。同地区2位のパドレスとのゲーム差が2.5に詰まり、負けられない戦いが続く中で、地区最下位の相手に取りこぼす手痛い敗戦に指揮官も「一つひとつのプレーの精度」が課題と振り返った。
試合は初回、先発カーショウが制球を乱し、安打と四球で4失点。二回以降は立ち直って五回を投げ切ったが、リリーフ陣が粘れず、打撃の援護をもらった直後に再び失点する悪循環に陥った。
ロバーツ監督は試合後、「今日は打線がよく戦った。序盤に点差をつけられたが、粘り強く反撃できた。ただ、ブルペンが踏ん張れなかった」と悔しさをにじませた。
守備面でも歯がゆい場面が目立った。
初回、無死満塁でファムの打球を右翼のテオスカー・ヘルナンデスが後逸し、結果的に2点タイムリー二塁打となった。指揮官は「テオスカーいいスタートを切った。全力でプレーしていたし、責めることはない」とかばいながらも、「他に防げたプレーはいくつもあった」と小さな綻びが大きな失点につながったことを示唆した。
細かなミスについては言及しなかったが、外野手が目測を誤ってボールを後逸したり、併殺を取れなかったりと、らしくないプレーが多かった。
一方で打撃では大谷翔平、パヘスにそれぞれ本塁打が生まれたほか、ベッツやスミスなど複数選手がマルチ安打を放つなど、上昇の兆しが見える。それだけにリリーフ陣が失点し、流れを引き寄せられず、王者らしい戦いができなかったことに悔いが残る。
監督は「攻撃の面ではゾーンをコントロールできたが、ゼロを並べられなかったことが痛かった。ブルペンも含め、信頼できる選手を見極める時期。9月の戦いは一つ一つが重い」と危機感を口にした。
格下相手の敗戦は痛手だが、巻き返しの時間は残されている。指揮官は「相手がどこであろうと、すべての試合が同じくらい重要。明日は必ず勝ちにいく」と言い切った。