山本由伸、6回1安打の好投で4勝目

3、4月のナ・リーグ最優秀投手賞

May 3rd, 2025

ドジャースの山本由伸(26)はブレーブス戦で8度目の先発に臨み、六回1安打無失点、2四球、6三振で4勝目を挙げ、防御率は0.90まで上昇した。

試合前に3、4月の月間最優秀投手賞の受賞を「ネットで知りました」と山本は笑顔を見せたが、五回まで無安打無失点、6三振と受賞に相応しい圧巻の投球だった。

初回、2死から迎えた好打者オズナとの対決は、互いの意地がぶつかり合った。

ツーボールからカウントを戻した山本は、5球目にスプリットを投げ込むが、オズナはファールで粘る。

6球目の速球もファール、7球目の外角スライダーは見逃し、8球目のシンカーもファールに。集まった観客は固唾を飲み、ファールボールが飛ぶたびにため息がこぼれた。

9球目の速球、10球目のカーブをファールにされた後、外角に外れた速球を見逃され、四球に。

「(オズナは)パワーがある選手。いいボールも何球かあったけれど、流された球もあった。(与四球は)悔しかった」と振り返る。

2死から走者を出したが、続くオルソンをショートゴロに仕留めて、ゼロスタートを切った。

二回には先頭マーフィーの鋭いピッチャー返しに反応し、1死をとると後続打者も空振り三振、ピッチャーゴロで三者凡退に。三回は初球ストライクでカウントを有利にすると、武器のスプリットで追い込み、2つの空振り三振などで2回連続で三者凡退に仕留める。

四回、五回はさらに「山本の方程式」に磨きがかかった。

打者4人に対して初球ストライクを取ると、2球目はスプリットで空振りを奪った。ブレーブス打線はスプリットが来ると分かっていても、ストライクゾーンを突かれるとつい手を出してしまう。

「ストライク先行を意識して投げた。元々ストライクゾーンで勝負するタイプなので、それができている証拠かなと思う」

六回2死からライリーに低めカットをセンターへ2塁打にされ、2打席連続で四球のオズナを迎えた。初球からスプリットで空振りを奪い、最後はカーブでサードゴロに打ち取り、無失点でマウンドを降りた。

「すごくいい球を投げられている。日本時代のベストな状況にとても近いかな」

投手戦を制し、エースの責任を果たした山本の表情には充足感が漂っていた。