山本由伸、6回9三振、無失点も7勝目ならず

ヌートバーとの対戦は2三振、1安打

June 8th, 2025

ドジャースの山本由伸が(26)、13度目の先発に臨み、6イニング94球を投げ、4安打無失点、2四球、9三振の好投。味方の援護に恵まれないまま六回で降板したため、勝敗はつかなかった(6勝4敗)が、防御率は2.20に良化した。

試合は1-1で迎えた九回無死一、三塁で代打のノーラン・アレナドにサヨナラ安打を打たれ、痛恨のサヨナラ負け。ドジャースは38勝27敗で勝率.585となり、ナ・リーグ西地区2位のパドレスとの差は1.0ゲーム差になった。

2023年ワールドベースボールクラシックで侍ジャパンの一員として戦ったラーズ・ヌートバーとの初対戦に注目が集まった。

初回、先頭打者のヌートバーに直球で簡単にツーストライクに追い込むと、最後は低めのスプリットで空振り三振に仕留めた。二回は2死から連続安打と死球で満塁のピンチで再びヌートバーを迎えたが、山本は1-0から3球続けてスプリットを投げ、空振り三振に仕留めた。悔しさからヘルメットを叩きつけるヌートバーに対し、山本は少し驚きの表情を向けながらマウンドを降りた。

三回はわずか10球、四回も11球で三者凡退に抑える好投でスコアボードにゼロを並べると、五回に1死一塁でヌートバーと三度目の対戦を迎えた。1球目カーブでストライク、2球目ボールの後、真ん中に甘く入った95.8マイル(154キロ)をレフトに弾き返され、1死一、二塁となったが、後続打者を抑え、失点を許さなかった。

この日は大きく落差のあるスプリットが好調で、9三振のうち、6つの空振り三振をスプリットで奪う好投で、「スプリットとカーブはいい感じで投げれない登板もあるが、今日はいいフォームで投げられたと思う」と冷静に分析した。

前回、本拠地のヤンキース戦では7安打、4失点で四回途中で早々に降板したが、「前回登板後、練習メニューは変えていないが、試行錯誤しながら微調整をしてきたが、それがうまくいった。試合前にしっかりウィルとゲームプランを話しあって、自分の投球に集中した」と右腕は振り返った。

山本は今季ここまで13試合で21失点、自責点18で防御率2.20と高い数字をマークしているが、味方の援護に恵まれず、白星がつかないことも多い。ここまで65試合、ドジャースは1試合あたりの平均得点数は5.5点をマークしているが、山本由伸の登板試合は3.8点と大きく下がる。

「僕自身も(打線に)助けられたこともたくさんある。点をたくさん取ってもらうこともあれば、粘る投球の日もある。それが野球かなと思う」と打線をかばったが、ロバーツ監督は「ヨシノブに白星がつかず残念だ。少ないチャンスを生かし切れない試合が続いている」と厳しい表情で語った。