シースが力投、ロッキーズに勝ち越し

ドジャースとは1ゲーム差、先発陣復活の週末に

September 7th, 2025

ロッキーズ1-8パドレス】デンバー/クアーズフィールド、9月7日(日本時間8日)

ここ2週間、パドレスにとって先発投手陣は大きな弱点だった。5日(日本時間6日)のロッキーズとの初戦を迎える時点で直近9試合の先発防御率は7.52とメジャー最悪。1試合平均投球回数も3回2/3に満たなかった。

ポストシーズンに向けて、このままではまずい。そんな不安を軽減する投球を先発陣はこの3連戦で見せた。

5日(同6日)のニック・ピベッタ、6日(同7日)のランディ・バスケスに続き、7日(同8日)にはディラン・シースが5回0/3、1失点の力投。敵地でのカード勝ち越しに成功した。

「先発陣全体として、より良い投球を見せないといけないと自覚していたから、実際にできて良かった。これを続けていかなければならない」とシースは語った。

102球を投じ、4安打2四球5三振。六回の先頭打者に四球を与え、降板した。打者天国のクアーズフィールドでの3連戦でパドレス先発陣は計17イニングで自責点5と踏ん張った。

「勝つためのレシピとはまさにこれだ。ニックが6回、ランディも6回、ディランは6回まで投げてくれた。こうして救援陣を休ませ、適切に使い、攻撃陣がリードを与える。それが理想だ」とマイク・シルト監督は手応えを語った。

打線は早くからシースを援護した。マニー・マチャドが今季チーム最大となる推定452フィート(約138メートル)の23号2ランで初回に先制。8月はOPS.551と低迷していたマチャドが、チームの計4本塁打の口火を切った。

ジャクソン・メリルが二回に10号ソロ、ギャビン・シーツが四回に19号ソロ、ラモン・ローレアーノが五回に23号ソロを放った。パドレス打線は計15安打8得点でロッキーズを粉砕した。

マチャドだけでなく、最近はフェルナンド・タティスJr.、ルイス・アラエスの上位打線が軒並み不調に陥っていたが、今カードではそれぞれが復活の兆しを見せた。タティスは6日の試合で20号を放ち、アラエスはシリーズで6度出塁し2打点を挙げた。ポストシーズンを目指すうえで、この3人の復調は不可欠だ。

前向きな傾向は投手陣も同様。ピベッタ、バスケス、シースの好投に加え、マイケル・キングが来週中にも負傷者リストから復帰する見込み。メジャー屈指のブルペン投手を誇るだけに、先発ローテーションも期待通りの力を発揮すれば、パドレス投手陣と互角に渡り合えるチームはほとんどいないだろう。

「先発陣はシーズンを通して本当に良かった。最近は不運な試合が重なっただけだと思う。でも、もう過去は関係ない。誰も4月や5月、6月のことなんて考えていない。今この瞬間にベストを尽くすことだけを考えている」とメリルは語った。

3シリーズ連続の負け越しを止めたパドレスは、ナ・リーグ西地区で首位ドジャースに1ゲーム差、ナ・リーグのワイルドカード首位カブスに3ゲーム差で本拠地のサンディエゴに戻る。