有望株バルデス、初安打は初本塁打 記念球はバットと交換

May 24th, 2026

パイレーツ4−1ブルージェイズ】トロント/ロジャースセンター 5月24日(日本時間25日)

パイレーツの未来を担う若手が、また一人その存在を示した。

ブルージェイズ戦で3点リードで迎えた六回、エスマーリン・バルデスは、345フィート(約105メートル)のライナーを右翼席に2ランに運んだ。これがメジャー初安打、初本塁打。ベンチに戻ると、メジャー初本塁打恒例の“サイレント・トリートメント”で、チームメイトからの無言の祝福を受けた。

一方、スタンドでは思わぬ“交渉”も行われていた。本塁打をキャッチしたファンに対し、パイレーツのジャスティン・ローレンスが対応。記念球を巡ってのやり取りの末、サイン入りバットと本塁打球の交換という“トレードが成立。メジャー初本塁打の記念球は、無事に選手の手元に届いた。

カナダでのシリーズ序盤、打線が静まり返っていた状況から一転し、バルデスの一発は、パイレーツにとってこの試合3本目の本塁打となった。

シリーズ初戦にメジャーデビューを果たしたドミニカ共和国出身の22歳は、「チームの勝利に貢献するために自分の仕事をする。そして自分のベストバージョンであり続けたい」と意気込みを語っていた。

マイナーからメジャーへの階段をこの1年で一気に駆け上がった。各レベルで長打力を発揮し、アリゾナ・フォールリーグでも存在感を示した。今季はトリプルAインディアナポリスで46試合に出場し、10本塁打、OPS.887と結果を残してメジャー昇格を勝ち取った。