メッツ、泥沼の10連敗 先発ペラルタの好投も降板直後に抑えが被弾

April 18th, 2026

メッツ2−4カブス】シカゴ/リグレーフィールド 4月18日(日本時間19日)

9連敗ストップへ。

その大役を任されたのは先発のフレディ・ペラルタ。右腕はこれまでカブス戦で通算9勝、131三振と圧倒的な数字を残してきた。前チームのブルワーズ時代から“カブスキラー”として知られる。これ以上ない相性のカードだった。

そのペラルタが、敵地でメッツ移籍後初登板。相手先発のジェイムソン・タイオンと互角の投手戦を繰り広げ、五回までスコアボードにはゼロが並んだ。

しかし六回途中にペラルタ降板後、2番手レイリーが3ランを浴び形勢は一変。ニューヨーク・メッツはそのまま4対2で敗れ、2004年以来となる2桁連敗の泥沼、10連敗に沈んだ。

クラブハウスの空気が、今のメッツの現実を映し出している。全員が黙り込み、フラストレーションをそのまま表していた。ワールドシリーズ制覇を掲げながら、開幕21試合でリーグ最下位タイという想定外のスタートだ。

メンドーサ監督は外部の声について「ファンが怒り、フラストレーションを感じるのは当然。選手たちもわれわれも勝ちたい気持ちは同じ。ただ、ここで言えることには限界がある。結局はグラウンドで示すしかない。ファンの立場でも腹が立つし、私も同じ気持ちだ」と言葉を絞り出した。

メッツはこれで泥沼の10連敗。

とはいえ、昨季10連敗から地区優勝したガーディアンズの例もある。ニューヨーク(7勝14敗)にはまだ巻き返しの時間は残されているが、猶予は少ない。

「厳しい状況だが、誰も同情はしてくれない。前に進むしかない。いい野球はできていないが、シーズンはまだ5カ月以上ある。自分たちの物語を書き直すチャンスはある。今は大きな穴にいるが、抜け出す方法は一つ。また準備して戦うだけ」をメンドーサ監督は前を向いた。

試合が動いたのは、六回2死の場面。

ペラルタが2者連続で四球を与えたところで、メンドーサ監督がマウンドへ。火消しでマウンドに上がった左腕ブルックス・レイリーは、初球のカットボールが真ん中に入り、代打カーソン・ケリーに左翼へ405フィート(約123メートル)の一発を運ばれ、カブスが均衡を破り4-1と突き放した。

ペラルタは二回にイアン・ハップのソロ本塁打こそ浴びたが、それ以外は五回までほぼ完璧。速球(54%)、チェンジアップ(19%)、スライダー(12%)を織り交ぜ、4イニングで許した走者はわずか1人だった。しかし結果的に3失点がつき、今季ニューヨーク移籍後5登板で、防御率は4.05に悪化した。

「毎試合、負け方は違う。打線ももっと良くならないといけないし、痛い場面での一発も多い。負け方はいろいろあった。今は誰かを責める段階じゃない。ただ大事なのは、とにかく大きな1勝をつかむことだ。12対10でもいいし、1対0でもいい。とにかく“W”を1つ取らないといけない」と二塁手のマーカス・セミエンは連敗について語った。

最近はむしろ後者のような展開が続いている。

マーク・ビエントスの434フィート(約132メートル)の一発が、メッツの唯一の自力での得点だった。八回には相手の送球エラーで1点を加えたが、打線は最後までつながらない。今季は21試合中11試合で2得点以下と、リーグでも突出した低調ぶりだ。

「試合を通して噛み合っていない。打線も先発も、決めるべき場面で決められていない。守備でも投球でも、大事な1球、大事なワンプレーが欠けている。今は本当に、試合を“完成”させるのが難しい。結局は、ここで何を言うかじゃない。グラウンドで結果を出すしかない」とメンドーサ監督。

ここまでメッツはその形を作れていない。直近10試合では60失点18得点と大きく劣勢で、連敗期間中の先発投手の防御率は5.76に達している。さらに、直近10試合で3得点以上を挙げたのはわずか2試合だけ。すべての面で改善が求められている。

「それが現実だし、起きたことは事実だ。ただ、次も同じことが起きると思って球場に来ている選手はいない。みんな”どうやって勝つか”を考えている。それがチームの姿勢だ」とセミエンは鎮痛の表情で語った。