【レイズ3-0タイガース】デトロイト/コメリカパーク、8月26日(日本時間8月27日)
フレディ・ペラルタは、昨季17勝を挙げた姿を彷彿とさせた。タイガース打線を6回、2安打、4三振、無四球、無失点の快投。デトロイトの安打はこの2本だけで、ケビン・ケリーとタイラー・ウェルズも残り3イニングを無失点で締めくくった。
レイズの右腕が許した安打は、二回のディロン・ディングラーと六回のブレット・キャラハンによる流し打ちの単打だけ。昨年は防御率2.70とブルワーズのエースとして活躍し、オフシーズンにメッツへトレードされた。
しかし、今季の「ファストボール・フレディ」は、それまで本来の姿から程遠かった。3人のプロスペクトとの交換で8月2日にメッツから移籍し、この試合前まで今季5勝11敗、防御率5.33。レイズ加入後の4先発では0勝2敗、防御率7.17だった。
「今日はフォームが完璧に機能していた。そのおかげで序盤から自信を持てたし、リアム・ヒックスも捕手として素晴らしい配球をしてくれた。最初の1球から最後まで見事だった」とペラルタは振り返った。
「一球一球が頼もしかった。登板するたびに状態を上げていると思うが、特に前回ボルティモアで投げた最後の2イニングが良かった。その投球がさらに向上し、今日の登板にもつながった。本当に大きな勝利で、序盤からそのための流れをつくってくれた」とレイズのケビン・キャッシュ監督は評価した。
この勝利により、レイズは79勝54敗とし、タイガースとの3連戦を2勝1敗で終えた。今季ワーストだった3カード連続の負け越しにも終止符を打った。
レイズは二回、防御率1.70で試合を迎えたデトロイト先発トロイ・メルトンから、2点を先制した。チャンドラー・シンプソンが内野安打で出塁すると、ジョニー・デルーカの左翼線への痛烈な二塁打で、一塁から一気に生還。続いてセドリック・ムリンズが2死から適時打を放ち、デルーカを本塁へ迎え入れた。
ペラルタの後を受けたケリーが2イニングを完全に抑えると、32歳の誕生日を迎えたウェルズが九回を3者凡退で締め、セーブを挙げた。ウェルズはオリオールズで今季4セーブを記録した後、8月3日にレイズへトレードされており、この日が移籍後初セーブとなった。これにより、登板機会の多いオールスター守護神ブライアン・ベイカーに2日連続で休養を与えることができた。
タンパベイの左腕シェーン・マクラナハンの試合前の”予言”は、見事に的中した。ペラルタがカイル・スナイダー投手コーチとともに自信を深め、持ち球を磨いていると語っていた。
「素晴らしい人間、素晴らしいアスリートであり、最高のチームメートだ。ここまでも登板を引き受け、懸命に投げてくれている。これからは良くなっていくだけだと思う。“スナイズ”との関係ももっと深まり、近いうちに最高のペラルタが見られるはずだ」とマクラナハンは語った。
ペラルタ自身も、今回の先発を前に好感触を得ていた。
「状態は最高で、本当にいい。まだ望んでいる結果は出ていないけれど、今は正しい状態にいると感じている。明日は勝利を挙げて、6回か7回まで投げられればと思う」と前日に語っていた。
ペラルタは、スナイダー投手コーチの指導の下で取り組んだフォーム修正において、リリース時の腕の伸びを調整することが「非常に重要」だと説明した。
「彼は全力で取り組んでいる。自分がどれほど優れた投手なのかを理解し、その自信を持ってマウンドに上がることが大切だ。登板の合間には、ブルペンコーチやカイルと意見を交わし合っている」とキャッシュ監督は、ペラルタの調整過程について語った。
「長い間、素晴らしい投球を続けてきた選手だから、今日のような投球を見られて本当にうれしい。これは大きな意味を持つし、今後も続いてほしい。加入してからすぐクラブハウスに溶け込み、まるでもう半年ここにいるかのようだ。それは彼の人柄と、日々の取り組みがあってこそだ」
ペラルタは最後の打者ケビン・マクゴニグルに対し、チャレンジを成功させて三振を奪い、この日の登板を終えた。ゆっくりとダグアウトへ戻ると、スナイダー投手コーチがハイタッチと力強い背中への激励で迎えた。
「コーチがこちらへ来たけれど、そこで交代になるとは知らなかった。でも、今日はすべてにおいて本当に感触が良かったし、(81球で)交代するという判断にも納得している。素晴らしい一日だった」とペラルタは語った。
30歳のペラルタは昨年8月から9月にかけて5先発連続無失点を記録したが、その間も6イニングを超えて投げることはなかった。メジャー9シーズンで189試合に先発し、76勝を挙げているものの、完封勝利はまだない。
「ここから勢いに乗っていけると分かっている。あと5勝か6勝できればいいね。できない理由はないよ」と笑顔だった。