【パドレス10−8ロッキーズ】デンバー/クアーズフィールド、4月23日(日本時間24日)
パドレスの抑え、メーソン・ミラー(27)がロッキーズを力強く抑え、逆転勝利を締めた。パドレスは大半をリードされて過ごしたが、逆転でロッキーズ戦6シリーズ連続の勝ち越しを決め、ミラーは9度目の機会で9セーブ目を挙げた。
パドレスは九回の攻撃を5-8の劣勢で迎えたが、先頭打者の四球と4連続安打で一気に流れを変えた。ギャビン・シーツ(30)が自身の誕生日に右翼の電光掲示板を越える3ランを放ち、逆転。10-8とリードを奪った。
この逆転劇により、ミラーが九回のマウンドに上がった。タイラー・フリーマン(26)を内野ゴロに打ち取った後、トロイ・ジョンストン(28)に安打を許したが、最後はエセキエル・トバ(24)を三ゴロ併殺打で試合を終わらせた。
昨季、8月6日に始まった無失点はメジャーで現在継続中のものとしては最長であり、パドレスの投手陣において屈指の存在となっている。ミラーは、この日のセーブにより、球団拡張が始まった1961年以降の全救援投手におけるトップ10に入った。レギュラーシーズン31試合にわたる無失点記録を33回2/3まで伸ばし、歴史的な快進撃を続けている。
「クアーズフィールドで抑えたことが大きい」とクレイグ・スタメン監督(42)は語った。「無失点に抑えるのは簡単な場所ではない。この3日間、非常に優れた投手たちが登板したが、無失点で切り抜けることはできなかった。クアーズフィールドでは、1失点に抑えることさえ良い内容だと考えている。それは失点を最小限に食い止めたということだ。ミラーは九回の重要な局面で登板し、チームのために試合を締めてくれた」と絶対的クローザーをたたえた。
ロッキーズは一回に先制。二回にリードを許したが、すぐにリードを奪い返し、九回まで守っていた。
ロッキーズの救援、ビクター・ボドニック(26)は八回、フェルナンド・タティスJr.(27)と対戦して三振に打ち取り、この回を終えた。しかし、九回は1つのアウトも奪えないまま5失点を喫した。
八回に代打で出場したシーツは、30歳の誕生日を九回に放った飛距離379フィート(約115.5メートル)の決勝本塁打で祝った。
「選手たちがベンチから飛び出していく様子は、かなりの熱狂ぶりだった」とスタメン監督はシーツを囲んだ祝福について語った。「ウィンターリーグやワールドベースボールクラシックの試合を彷彿とさせるものだった。選手たちのエネルギー、そして集中して逆転を信じて戦う姿を見るのは素晴らしかった」と一丸の勝利を振り返った。
シーツもその信念に同意したが、九回に3点ビハインドの状況で逆転を信じていた。
「ポジティブな気持ちだった。中軸に打順が回っていたし、打ってくれる選手たちがそろっていると分かっていた」
「最大の要因は、クラブハウスやベンチにある信念だ」と、シーツは続けた。「それが今年のチームの最大の違いだ。簡単に屈することなく、戦い続ける。私たちはこの試合に勝てると心から信じていた。それが実現するのを目の当たりにするのは、最高の気分だった」と喜びを語った。
パドレスが九回に2点を奪うとミラーはブルペンで投球練習を開始した。九回裏にマウンドに上がった時には、勝利はほぼ決まったようなものだった。
ミラーは現在、1963~68年にフィリーズに在籍したクリス・ショートや、2006年に記録を樹立したパドレスの球団記録保持者であるクレイ・メレディスと並び、連続無失点イニング記録で8位タイにつけている。ショートはその期間に216試合に登板したが、救援での登板は33試合のみだった。
それでも、ミラーは継続中の自らの記録を祝うつもりはなかった。
「何かの記録に並ぶのは素晴らしいことだが、当然もっと先へ行きたい。このままの状態を維持し、今の投球を続けていきたい」
この記録には、2025年のポストシーズンにおける2試合の無失点登板は含まれていない。つまり、パドレスのユニフォームを着て登板した35試合中34試合で無失点に抑えていることになる。
また、ワールドベースボールクラシックでの4イニングの無失点も含まれていない。
ライブボール時代(試合球の反発係数の上がった時期)が始まった1920年にさかのぼるメジャーリーグ史上最長の無失点記録は、1988年にドジャースのオーレル・ハーシュハイザーが記録した59イニングだ。
ロッキーズにシリーズ負け越しの危機まで追い詰められたが、ミラーは「立ち直れたのはいつだって良いことだ」と劇的勝利を振り返った。
「私たちは良い野球ができているし、多くのカードで勝ち越している。それが期待されていることだ。シリーズ勝利を喜び、そして次のシリーズに集中する」
パドレスは25日(同26日)から、ダイヤモンドバックスと2連戦。メキシコで戦う。