右肘手術から復活を期すコール、オープン戦で手応え

March 24th, 2026

ゲリット・コール投手(35)が再び野球を楽しんでいる。

ヤンキースの右腕は24日(日本時間25日)、アリゾナ州メサで行われたカブスとのオープン戦最終戦に先発。1回2/3を投げて1失点、3三振だった。試合はヤンキースが8-3で勝利した。

メジャーでの登板は、2024年のワールドシリーズ第5戦に先発して以来。2025年3月に右肘の靱帯修復手術(トミー・ジョン手術)を受け、昨季は全休していた。

コールは全26球のうち半分以上を占めたフォーシームをはじめ、球種のすべてを投げた。直球は平均96.3マイル(約155.0キロ)、最速98マイル(約157.7キロ)をマーク。ナックルカーブ、スライダー、シンカー、チェンジアップ、カットボールを織り交ぜ、ストライクは17球だった。

2023年のア・リーグサイ・ヤング賞右腕から唯一の得点を奪ったのは、カブスのアレックス・ブレグマン(31)だ。一回、カウント1-0からのシンカーを捉えると413フィート(約125.9メートル)の本塁打を放った。

一発を浴びるもコールにとって、悔いの残る1球ではなかった。

コールは「良い球だったが、それ以上にスイングが素晴らしかった。好打者が相手だと、こういうこともある。球のキレも制球も良く、全体的に見て、とても良い一日だった」と振り返った。

コールのメジャー復帰時期は5月下旬か6月上旬の見通し。本人は急がない意向を示している。ヤンキースでの5シーズンで防御率3.12を記録しており、現役ではジャスティン・バーランダー(43)やマックス・シャーザー(41)と並び、通算150勝以上を挙げている3人のうちの1人だ。

5つのアウトを奪う間にブレグマンの本塁打(打球速度約167.5キロ)や、二回のダンスビー・スワンソン内野手(32)のライナー(同:約169.3キロ)など、カブスの打者に鋭い打球を許す場面もあった。しかし、対戦した打者6人のうち4人に初球ストライクを取り、フォーシームでは6度のスイングで2度の空振りを奪った。

手応えはつかみつつある。

コールは「再びマウンドで楽しむことができた。選手のレベルの高さや激しさ、野球が求めるものなど、この競技の素晴らしさを以前よりさらに実感している」と語った。

「集中力や準備が求められるし、それを楽しんでいる」

コールはサンフランシスコでのジャイアンツとの開幕戦には同行せず、キャンプ地のフロリダ州タンパに戻って再度投球練習を行い、最終的にマイナーでのリハビリ登板に臨む予定だ。

2026年シーズンに向けたチームの健康状態について語る際、コールは慎重だった。今季への意気込みを口にしながら、不吉な予兆を払うためにあえて(おまじないとして)木製のバットをコツコツと叩いた。

バットを叩きながら、コールは「このキャンプ、チームは非常に健康だった。本当に心強いし、すばらしいことだ。ロースターのバランスも良い」と述べた。

いずれコールがメジャーのマウンドに戻れば、投手陣の層はさらに厚くなる。