ラテン文化への敬意を込めて ジャイアンツが新ユニフォームを発表

March 23rd, 2026

ジャイアンツは23日(日本時間24日)、メキシカンリーグのスルタネス・デ・モンテレイとのエキシビション2連戦が、本拠地オラクルパークでの今季初戦となる。それに合わせて、ベイエリアのラテン系コミュニティとの結びつきを強める取り組み「Puro Bay Ball」の一環として、新たなユニフォームを披露した。

2005年以来、毎年1試合限定で使われてきた「Gigantes」(ヒガンテス、スペイン語でジャイアンツの意味)ユニフォームが今年はさらに進化を遂げた。ベイエリア在住のアーティスト、ジェシー・ヘルナンデス氏がデザインを担当。1980〜90年代を彷彿とさせる筆記体ロゴを採用し、数字や袖口には階段と渦巻きをモチーフにした幾何学模様が施されている。袖の新ロゴや、キャップ前面の「SF」アレンジロゴなど、細部までこだわりが詰まった一着となっている。

このユニフォームは23日のエキシビションマッチで初披露されるが、今後はフィエスタ・ヒガンテスの“延長戦”として、毎週土曜日のホームゲームで着用される。これらの試合では文化的パフォーマンスやライブ、プロモーションが行われ、28日にはウィリー・アダメスのボブルヘッド配布が予定されている。

「ベイエリアのラテン系コミュニティは非常に力強く活気があり、野球への愛情が強い。そのため、ヒガンテスブランドをさらに強化し、新しいユニフォームを毎週土曜日に着用できることにとてもワクワクしている」とジャイアンツのチーフ・マーケティング・オフィサーであるレイチェル・ハイトは語る。

「これまでヒスパニックの文化を称賛する一環として、9月にフィエスタ・ヒガンテスを開催してきた。ファンにとっても非常に素晴らしい体験だから、これを毎週土曜日のホームゲームにつなげられることを嬉しく思う」

また、音楽や飲食、ゲームなどのイベントは、スタジアムの外にも広がり、「Gameday at the Park」として、土曜日(フィエスタ・ヒガンテス)、火曜日(シティ・コネクト)、金曜日(オレンジ・フライデー)に開催される。

ワールドシリーズを3度制し、ジャイアンツのウォール・オブ・フェイムにも名を連ねるセルヒオ・ロモがアンバサダーを務め、メディアイベントでの新ユニフォーム披露に登場した。

2026年その他のイベント

ロモに加え、ジャイアンツのウォール・オブ・フェイムには新たに4人が加わる。8月8日には、2014年ワールドシリーズ優勝チームの内野陣(ブランドン・ベルト、ジョー・パニック、ブランドン・クロフォード、パブロ・サンドバル、バスター・ポージー)が殿堂入りを果たす。来場者には記念ポスターが配布される。

ベルトには4月25日に単独の記念日が設けられ、2021年に冗談で自身をキャプテンと宣言した際にユニフォームに付けていた黒いテープの「C」を再現したアロハシャツが配布される。

7月にアメリカ野球殿堂入りが予定されているジェフ・ケントは、8月29日に記念セレモニーと永久欠番式典が行われる。先着21000人(ケントの背番号21にちなんで)には、殿堂入り記念のレプリカリングが配布される。

そのほかにも、ハローキティ、ピーナッツ、トップガン、スター・ウォーズ、ハリー・ポッター、「フォース・ウィング」シリーズなどをテーマにした特別イベントが予定されている。

球場の改修

27年目のシーズンを迎えるオラクルパークが、大幅に改修される。特に目立つのは正面入り口と球場内通路で、ウィリー・メイズ・ゲートには新たなLED電光掲示板と案内カウンターが設置される。通りに面した広場には、開閉式の屋根がついた飲食スペースや大型LEDボード、さらにはワールドシリーズのトロフィーやリングの展示室が新設される。

また、球場の4つの入口すべてで、顔認証によってチケットを自動スキャンする「Go-Ahead Entry」が利用可能となり、ファンは入場の際にスマートフォンを取り出して提示する必要がなくなる。

プレミアムフィールドクラブ会員は、新設された専用の「シールド・ラウンジ」を利用でき、専用入口と座席エリアへ直結する通路が用意される。また、クラブレベルのエリアも改装された。

さらにスコアボードも刷新し、新しいグラフィックや高度なリアルタイム指標、より詳細な選手情報、そして強化された3Dビジュアルが導入される。