今季のMLBスター・ウォーズ・ナイトは、映画『マンダロリアン・アンド・グローグー』を前面に出した統一感のある展開となっている。
しかし、このように統一されているのはむしろ例外で例年は球団ごとにそれぞれのテーマで、May the Fourth (5月4日、スター・ウォーズの日)を祝っている。
今回は、そんな過去のコラボレーションを3つのパターンに分けて紹介しよう。フォースと共にあらんことを。
選手×キャラクター、名前ダジャレシリーズ
一つ目が、選手名とキャラクター名の掛け合わせた”ダジャレ型”だ。日本人選手では、大谷翔平をオビ=ワン・ケノービに掛けた、2022年のエンゼルスの「オオタニ=ワン・ケノービ」が代表的。先着2万5000人に配布された。
しかし、その大谷のゴロ合わせも、2019年、ロビンソン・カノの「オビ=ワン・カノービ」ボブルヘッドには叶わない。マリナーズやメッツでプレーしたスター内野手とスターウォーズシリーズで屈指の人気キャラクターの相性は控えめに言っても完璧だ。
ドジャースでは2019年、韓国出身の左腕リュ・ヒョンジンをハン・ソロに見立てた「ヒョン・ソロ」ボブルヘッドが、パドレスではフェルナンド・タティスJr.とランド・カルリジアンをかけた「ナンドー」ボブルヘッドなど、名前遊びには球団ごとのカラーが出る。
スター選手のボブルヘッドシリーズ
ヤンキースは2018年、アーロン・ジャッジのジェダイ・ボブルヘッドを先着4万人に配布。今季は、マックス・フリードをマンダロリアンに見立てたボブルヘッドを配布した。
エンゼルスでは大谷の元同僚マイク・トラウトが人気キャラクターBB-8と並びボブルヘッドに。ユニフォームの代わりにジェダイのローブを羽織り、バットの代わりにライトセーバーを持って打席に立っている。
過去には、ジャイアンツでプレーした2012年のナ・リーグMVPバスター・ポージーのクローン・トルーパー・ボブルヘッドも登場。ただ顔が隠れているので、本当にポージーなのかは気になるところだ。
やりすぎ?球場まるごと物語化
ボブルヘッドが注目を集めがちだが、スターウォーズナイト当日の球場は様々な演出が行われる。BGMには”あの”壮大なテーマ曲が使われ、アウェイチームは帝国軍のモチーフと音楽と共に悪者として紹介される。
例えば、ナショナルズはBB-8のデザインを施したブルペンカートに乗って投手が登場。恒例のプレジデント・レースは、作中に登場するスピーダー・バイクに乗って行われた。この企画で誰よりも張り切っていたのが、元ナショナルズの左腕ショーン・ドゥーリトルだ。大のスター・ウォーズファンということもあって、”ショーン・ケノービ”のコラボボブルヘッドが配布。「キャリアのハイライトの一つ」とまで言い切り、自身のSNSでも告知していた。
他にも、2018年のブレーブスは、スタジアムだけでなく隣接エリアのザ・バッテリーを巻き込み、約100体のキャラクターが登場。アトランタ交響楽団のメンバーがスター・ウォーズの楽曲を演奏し、ミレニアム・ファルコンのツアー体験、テーマ仕様のグッズや飲食、試合後のスター・ウォーズ版花火まで用意された。
スター・ウォーズ・ナイトは、ボブルヘッド配布から球場演出までを巻き込み、野球観戦をポップカルチャーの参加体験へ広げてきた。スターウォーズもMLBも好きな方はぜひ、5月に球場を訪れてみてはどうだろうか。