12日(日本時間13日)、ジ・アスレチックのケン・ローゼンタール記者によると、レンジャーズはダイヤモンドバックスからフリーエージェント(FA)となっていたリリーフ左腕のジェイレン・ビークスと1年間のメジャー契約を結ぶことで合意に至ったようだ。身体検査の結果待ちのため、球団からの正式発表はまだ行われていない。
32歳のビークスは2014年ドラフト12巡目指名でレッドソックスに入団し、2018年にメジャーデビュー。同年7月にネイサン・イオバルディとのトレードでレイズへ移籍し、2022年には42試合に登板して防御率2.80をマークするなど、メジャー定着を果たした。
2024年はロッキーズとパイレーツの2球団合計で71試合(自己最多)に登板し、7勝4敗10セーブ、8ホールド、防御率4.50を記録。1年125万ドル(約2億円)でダイヤモンドバックスに加入した昨季は61試合に登板して防御率3.77をマークし、自己最多の14ホールドを挙げた。
ピッチングは平均94.4マイル(約152キロ)のフォーシームとチェンジアップが全体の約9割を占め、ほかにはカットボールを投げる。チェンジアップは非常に効果的で、昨季は被打率.067、被本塁打0本、被長打率.080とほとんど打たれなかった。このチェンジアップを特に右打者に対して多投するため、左腕でありながら、昨季は対左打者(.218)よりも対右打者(.190)のほうが被打率が低かった。
また、昨季はダイヤモンドバックスの本拠地チェイスフィールドで33試合に登板して防御率6.16と苦戦した一方、敵地で登板した28試合では防御率1.01と安定感抜群のピッチングを披露。苦手としていたチェイスフィールドを離れる今季は成績向上も期待できそうだ。
開幕ロースター入りが予想されるレンジャーズのリリーフ投手のうち、左腕はクローザーを務める予定のロバート・ガルシアと、新加入のタイラー・アレクサンダーの2人だけ。リリーフ左腕が不足気味のチームにおいて、直近2年間で132試合に登板しているビークスは、今季も多くの登板機会を得ることになるだろう。