カバイェロ、ピッチクロックで再び物議 打撃コーチが退場

July 22nd, 2026

ヤンキースのアーロン・ブーン監督は22日(日本時間23日)、本拠地で行われたパイレーツとのダブルヘッダー第1試合前、昨季のトレード期限に獲得したユーティリティーのホセ・カバイェロについて問われると、笑みを浮かべながらこう切り出した。

「彼のことは好きじゃなかったよ」

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もちろん冗談交じりだが、その一言にはカバイェロらしさが詰まっている。メジャー4年間で、打席で巧みな駆け引きを仕掛け、相手投手の神経を逆なでする存在として知られてきた。

実際、その駆け引きは今カードでも波紋を広げた。21日(同22日)の初戦では、パイレーツのデニス・サンタナがカバイェロのピッチクロックを巡る動きにいら立ち、両軍ベンチが飛び出す一触即発の事態に発展。サンタナは投球を止められ、その後カバイェロは併殺打に倒れた。

そして、この日の試合でも再び同じような場面が訪れた。

六回2死一塁。カバイェロは打席でピッチクロック違反を取られ、自動ストライクを宣告された。カウント2ストライクとなる判定だった。

カバイェロは普段から、残り8秒ぎりぎりで投手に視線を向けて構えを完成させるスタイルを取る。しかし、この打席では準備が間に合わなかったと判断された。

納得できないカバイェロは球審クイン・ウォルコットに詰め寄って抗議。球審はマイクを通じ、「打席内で3、4秒も使うことはもう認められない」と説明した。

ブーン監督とルイス・ロハス三塁コーチが間に入り、その場を収めようとしたが、二塁塁審エイドリアン・ジョンソンも加わって協議が続く中、カバイェロは球審に「僕ばかり狙っている」と不満をぶつけた。

ようやく協議が終わった直後には、ヤンキースのジェームズ・ロウソン打撃コーチがジョンソン塁審に抗議したとして退場処分に。球場は再び騒然となった。

長い中断の末に試合が再開されると、カバイェロはカーメン・ムロジンスキーのスプリッターに空振り三振。騒動の当事者となった打席は、最後まで後味の悪い結末となった。