菊池雄星(エンゼルス)
5月防御率リーグ9位タイの1.89
3、4月は0勝4敗、防御率4.31だったが、5月は6試合で33回1/3を投げ、1勝1敗、5月の防御率はリーグ9位タイの1.89と圧倒的な数字で、今季の防御率も3.06と良化した。投球の安定感や内容を表す指標(WHIP)は1.44と高いものの、走者を許しても要所で打ちとる投球で最小失点に抑えた。
23日のマーリンズ戦ではエンゼルス移籍後、待望の初勝利。5月に菊池が登板した6試合でのチームの勝率は4勝2敗と好成績だが、菊池に勝ち星がつかないのが少しもどかしいところだ。
5月で特に光ったのが18日のドジャース戦で、六回途中まで3安打、7三振、1失点に抑えた。許した安打は大谷翔平に2本、もう一本はフレディ・フリーマンで、連打を許さなかった。
7日の本拠地での古巣ブルージェイズ戦でも6回を5安打、1失点1四球6三振と好投。菊池をよく知るボー・ビシェットやジョージ・スプリンガーから三振を奪っている。
昨季は直球の平均95.5マイル(153.7キロ)だったが、今季はここまで94.6マイル(152.2キロ)と若干落ちている。その影響か空振り率、ストライク率が昨年よりも低下しているのがやや気がかりだが、6月も好調さを維持してほしい。
菅野智之(オリオールズ)
3、4月は3勝1敗、防御率3.00で上々の滑り出しを見せたが、5月は5試合で31イニングを投げ、1勝2敗で防御率は3.48。一方で5試合で4四球で、WHIP0.97と高い数字をマークしている。
菅野は4試合で6イニング以上を投げ、そのうち3試合で3失点以内に抑える「クオリティスタート」でチームに大きく貢献しているが、チームが打撃不振で援護がもらえない試合が続いている。
特に光ったのは5月9日のエンゼルス戦で八回途中まで93球を投げ、3安打、1失点、5三振の好投を見せた。6球種を巧みに操り、スプリットとシンカー、直球で高い空振り率をマークし、エンゼルス打線を仕留めた。
チームは開幕から先発陣のケガが続き、菅野がひとり気を吐いている状況で、チーム防御率は5.71でリーグ27位に沈む。また5月中旬にブランドン・ハイド監督が解任され、落ち着かない日々が続いている。
懸念は11試合で11本塁打を許している本塁打数だろうか。35歳ベテランが今後、どのように修正するか要注目だ。