エンゼルスのジョー・アデルの勢いが止まらない。6月に入り『覚醒モード』に突入したアデルは、本拠地でのアスレチックス戦で逆転2ランを放ち、チームを劇的勝利&スイープへ導いた。
1点を追いかける六回、アデルはアスレチックス3番手オスバルド・ビードの内角寄りの速球を完璧に捉えた。「ずっと速球を狙っていた。いいタイミングでバットが出せて、ストライクゾーンに来た球をしっかり仕留められた」と満足そうに話す。
アデルの13号は、打球速度111.0マイル(約179キロ)、飛距離422フィート(約129メートル)という特大弾で、六回の6得点ビッグイニングを締めくくった。
チームは1点のリードを守り、地区ライバル相手に3連勝した。エンゼルスのシリーズスイープは5月中旬のドジャース、アスレチックス戦に続き、今季3度目を達成した。
アデルはシーズン序盤は打撃不振で5月25日時点の打率は.184だったが、それ以降は打率.340、OPS(出塁率+長打率)1.256と絶好調だ。6月に入ってからの9安打のうち6本がホームランと量産体制に入った。メッツのピート・アロンソと並び、今月の本塁打数リーグ首位に立った。
相手先発JP・シアーズに序盤は封じられたが、「序盤はなかなかチャンスを作れなかったけれど、俺たちはしっかり『バトンをつなぐ』ことができた。出塁して、ボールを前に飛ばして、相手に守備をさせる。それを意識して、少しずつ流れが出てきた」とチーム一丸で掴んだ勝利を力説した。
この日は守備でも魅せた。
このシリーズではフェンス越えの打球にあと少しのプレーも数回あったが、この試合の六回にはジャンプ一番、JJ・ブレデイの長打をフェンス際で阻止するスーパーキャッチで、攻守にわたる活躍で勝利に大きく貢献した。