「この2年間で一番いい状態」右肘手術のマスグローブ、復帰が近づく

August 11th, 2026

ジョー・マスグローブ投手(33)は、約2年ぶりのメジャー復帰を目指す過程で、先を急ぎすぎないよう意識してきた。

ただ、2度目のリハビリ登板を終え、今回ばかりは復帰がこれまで以上に現実味を帯びてきた。

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マスグローブは10日(日本時間11日)、前日に3Aエルパソで53球を投げたリハビリ登板を振り返り、復帰への手応えを明かした。

「気持ちの面では、もう大きな高ぶりは過ぎた。もちろん、復帰できることにはすごく興奮している。ずっと試合で投げたいと思ってきた。何度も復帰が目前まで来たと感じながら、実現しなかった。この2年間では今が一番いい状態だ」

マスグローブは今月中にパドレスへ復帰する可能性がある。レギュラーシーズンは残り7週間となり、パドレスはナ・リーグのワイルドカード進出を争っている。10日には本拠地でブルワーズとの重要な3連戦がスタート。ブルワーズは試合前時点でメジャー最高の74勝44敗だった。

マスグローブの公式戦登板は、2024年10月2日(日本時間3日)にペトコパークで行われたブレーブスとのワイルドカード・シリーズ第2戦が最後。その1週間後に右肘のトミー・ジョン手術を受けた。

マスグローブは9日、3Aエルパソの一員としてダイヤモンドバックス傘下3Aリノ戦で3回1/3を投げて1失点。2三振を奪い、四球は与えなかった。

「4度マウンドに上がれたことには満足している。球数も効率的でストライクを多く投げられた。体の状態もほぼすべて良かった。ここ2週間ほど安定していなかった球種についても調整した。以前使っていた握りでは違和感があったので新しい握りに変えていたが、今は元の握りに戻せる段階まで来て、より自然に投げられている。変化球の軌道も安定してきた。変化球も速球も、ストライクゾーンに多く投げられた」

一方、2ストライクから打者に振らせるボール球には課題が残った。

「三振や空振りを取れる機会はたくさんあったと思う。ただ、狙った位置までしっかり投げ切れず、高めに1、2球、低めにも1、2球ずれる場面があった。それでも、しばらく打者と対戦していなかったことを考えれば、今の状態にはすごく満足している。ストライクを投げられている点もいい。あとはストライクゾーンから少し外へ投げ切れるようにしていきたい」

サンディエゴ郊外のエルカホンで育った右腕は、速球が94マイル(約151.3キロ)前後で、時折95~96マイル(約152.9~154.5キロ)まで上がったと明かした。

「かなり安定していた。試合が進んでも球威が大きく落ちた感覚はない。久しぶりにイニング間でベンチに戻り、またマウンドへ上がる流れを繰り返したので、その疲労は多少あったかもしれない。ただ、終盤にひどく疲れたり、痛みや強い張りを感じたりは全くなかった。試合が進むほど強くなり、リズムもつかめてきた感覚がある。すべて良い兆候だ」

マスグローブは5日後にもう1度リハビリ登板を行う予定だが、登板する球場はまだ決まっていない。

復帰後の起用法については、A.J.プレラーGM(49)とも話し合っている。トレード期限前にロビー・レイ投手(34)とケーシー・マイズ投手(29)が加入したことで、先発陣に余裕が生まれた点も大きい。

「まだ何も決まってはいない。ただ、3、4イニングだけ投げる先発を求めているわけではないと思う。ポストシーズンで先発できる投手、あるいはレギュラーシーズン最後の1カ月ほどで長いイニングを投げられる投手を求めていると思う。自分も最終的にはそこを目指している。試合に戻りたい」

「3イニングを投げられる段階で早く復帰できるなら、それでも構わない。ただ、トレード期限でロビーとケーシーが加わったことで2人に長いイニングを任せられる。自分やニック・ピベッタも、通常の先発と同じ球数まで増やす時間を取れる。次の登板で75~80球まで投げられればと思っている。登板ごとに10~15球増やすことは難しくない。計算すればあと2度くらいになるが、次回かなり良ければ、(リハビリ登板は)あと1度で済むかもしれない」

クレイグ・スタメン監督(42)は、マスグローブの状態を評価した。

「いつものジョーに見えた。登板後も体に問題はなく、状態も良かった。それが何より重要だ」