ラミレスが球団初となる3度目の「30-30」達成 チームは9連勝

7月に15.5ゲーム差だったタイガースまで1.5ゲーム差に迫る

September 20th, 2025

ガーディアンズ6-0ツインズ】ミネアポリス/ターゲットフィールド、9月20日(日本時間21日)

投打が完璧に噛み合ったガーディアンズが完勝。ダブルヘッダーの初戦を制して9連勝、直近15試合で14勝とした。ア・リーグ中地区首位のタイガースが同日のブレーブス戦に敗れたため、7月には15.5ゲーム差あった両チームは1.5ゲーム差まで近づいている

打線はホセ・ラミレスの30号ソロ、ボー・ネイラーの2本のソロ(13、14号)を含むチーム今季最多タイの5本塁打でツインズ投手陣を攻略。投げては、先発のスレイド・チェッコーニが7回、2安打、8三振、1四球、無失点の好投で季7勝目(6敗)を挙げた。

ラミレスはこれで、今季3人目となる30本塁打-30盗塁の30-30クラブ入り。初回にツインズ先発のジョー・ライアンからライナー性の鋭い打球で大台に乗せた。2018、2024シーズンに続いて、3度目の達成は球団史上初だ。

MLBの歴史において、30-30を複数回達成したのは、ハワード・ジョンソン(3度)アルフォンソ・ソリアーノ(4度)、ボビー・ボンズ(5度)、バリー・ボンズ(5度)のみ。歴史に名を残す名プレイヤーたちの一員となった。

「野球界最高の選手たちと比較されることをとても誇りに思う。自分を健康に守ってくれている神様にも感謝したい。それが自分がここでプレーできている理由だからね。今後、自分だけでなく他にも達成する選手が現れるだろう」とラミレスは語った。

また、ラミレスはすでに2年連続の40盗塁も達成しており、複数の30-40を達成した4人目の選手(ボビー・ボンズ4度、バリー・ボンズ2度、ソリアーノ2度)でもある。さらに、今季31二塁打を放っており、3度目となるニ塁打-本塁打-盗塁の「30-30-30」も記録した。

この試合終了時のア・リーグのワイルドカード争いでは、1ゲーム差でレッドソックスとアストロズを追うガーディアンズ。3チームともに、同日夜(20日=日本時間21日)に試合を控えている。