右腕ソリアーノ、先発で15年ぶり開幕4連勝 歴史的快投でチーム牽引

April 12th, 2026

エンゼルス9ー6レッズ】シンシナティ/グレートアメリカンボールパーク 4月12日(日本時間13日)

右腕ホゼ・ソリアーノが歴史的な快進撃を続けている。

レッズとのシリーズ最終戦に先発したソリアーノは7回を投げて2安打無失点と圧巻の投球で、チームを勝利に導いた。

試合前、カート・スズキ監督は「ソリアーノのような投手がローテーションにいれば、連勝を伸ばし、敗戦の流れも断ち切ってくれる」と語り、エースへの信頼を口にしていたが、それに見事に応えた。

その期待に応えるように、ソリアーノはこれで開幕から4連勝。エンゼルスの投手が開幕4連勝を記録するのは、2011年のジェレッド・ウィーバー以来となる。

ウィーバーは開幕6連勝をマークしたが、この日の投球を見る限り、ソリアーノもそれに匹敵、あるいは上回る可能性を感じさせた。

ソリアーノは7回を投げて2安打10三振、3四球で無失点。今季4勝目(4勝0敗)を挙げ、防御率は0.33。4試合で27イニングを投げて許した失点はわずか1、三振は31、四球9と圧倒的な内容が続いている。この日は106球を投げ、そのうち69球がストライクだった。

「すべての球種が機能していたと思う。でも一番のポイントは、ゾーンをしっかり攻めて、早いカウントからストライクを取れたこと」とエースは振り返った。

8点リードで迎えた七回、1死からナサニエル・ロウに四球を与えたが、続くスペンサー・スティアを三振に仕留めて2死。ここでカート・スズキ監督がマウンドへ向かったが、そのまま続投した。

ソリアーノはその場面をこう明かした。

「監督が来る前に『この回は自分に任せてくれ。自分で締める』と伝えたんだ」。信頼に応えるように、最後はノエルビ・マルテを打ち取り、この回を無失点で終えた。

指揮官もエースの投球を高く評価する。「シーズンを通して素晴らしいが、この日は変化球でしっかり攻められていた。とても落ち着いていて、終始コントロールできていた。慌てる様子もなく、本当に見事だった」と称賛した。

ソリアーノは四回先頭のマット・マクレインに中前打を許すまで無安打投球を継続。許した安打はこの一打と五回2死からの左前打のわずか2本に抑え込んだ。

レッズのテリー・フランコナ監督も、ホセ・ソリアーノの投球に舌を巻いた。「評判通りだった。90マイル台のツーシームに加え、変化球やチェンジアップ、スプリットもある。時折高めにフォーシームも使ってくるし、非常に印象的な投手だ」と評価した。

ソリアーノは、少なくとも1900年以降では初めて、シーズン最初の4登板で25イニング以上を投げながら、被安打10未満、失点2未満という驚異的な記録を達成。

スズキ監督も「一日一日を大切にするタイプ。未来を気にしすぎたり、過去を引きずったりしない。常に同じ姿勢で“今”に集中している。それが強さだと思う」と精神面の安定も称賛した。

エンゼルスはこれで、2016年8月29日〜31日以来となるレッズ戦3連戦勝ち越しを達成。敵地でのシリーズ勝ち越しは2007年6月以来となった。

打線もエースの活躍を後押しした。

マイク・トラウト、ジョー・アデル、ローガン・オホッピー、ノーラン・シャニュエルがそれぞれ2安打を記録。トラウトは二塁打で、2得点に加えて四球でも出塁した。

ヒヤリとする場面もいくつかあった。

そのトラウトは二回、三塁リード中にホルヘ・ソレアの打球(93.9マイル)を右肘に受けるアクシデントに見舞われたものの、大事には至らず。オホッピーも七回、ロウのファウルチップを急所に受けて一時倒れ込んだものの、そのまま試合に出場し続けた。

打線は序盤から主導権を握った。レッズ先発のアンドリュー・アボットを四回途中でKOし、三回までに8安打2四球で7得点。ソリアーノに十分すぎる援護点をもたらした。