岡本の移籍先候補6球団、ブレグマンの去就次第で一気に動くか

4:55 AM UTC

12月29日:岡本、交渉期限が迫る

ポスティングシステムでメジャー移籍を目指している岡本和真(29)の交渉期限は米東部時間1月4日午後5時(日本時間5日午前7時)。2026年にメジャーリーグでプレーするためには、数日中に契約をまとめる必要がある。

ニューヨーク・ポスト紙のジョン・ヘイマン記者はSNSの「ブリーチャー・レポート」に出演し、パドレス、エンゼルス、パイレーツ、ブルージェイズ、レッドソックス、ダイヤモンドバックスなどを候補として挙げている。

上記の球団は、三塁手としてレッドソックスからフリーエージェント(FA)になっているアレックス・ブレグマンの移籍先候補としても重なる。ブレグマンの状況と大きく異なることは、岡本には交渉期限がある。代理人は同じスコット・ボラス氏が務めているため、この2選手の移籍先はより密接にリンクすると考えられる。ヘイマン記者は、契約規模としてカブスの鈴木誠也が結んだ5年8500万ドル(約132億8600万円)を引き合いに「年俸面でいえば、鈴木のようなイメージ。理にかなっている。岡本の予想もそのラインだ。岡本は村上ほど“ギャンブル”ではない」と話した。岡本には鈴木の平均年俸1700万ドル(26億5700万円)に近い金額を予想した。

ボラス氏はウインターミーティングで岡本について「内野を守れて、しかも長打力がある選手というのは、今のFA市場にほんのわずかしかいませんから、とても価値が高いのです」と高いニーズを語っていた。さらに「多くの球団は岡本を三塁手として見ています。彼の守備とプレーぶりには、どの球団も感心しています。一塁と三塁の両方で起用するイメージを持っている球団もありますが、多くの球団は三塁を優先的に考えています」と守備力の高評価を明かしている。ブレグマンや、同じ三塁手としてマリナーズからFAになっているエウヘニア・スアレスの去就が岡本の交渉に影響している。

巨人で長年スターとして活躍してきた29歳の強打の内野手は、2025年は69試合に出場し、打率.327、15本塁打、49打点、OPS 1.014を記録した。