前田健太、タイガースからDFA

事実上の戦力外

May 2nd, 2025

タイガースと2024年から2年2400万ドル(約35億円)の契約を結んでいた前田健太(37)がメジャー40人枠から外れる措置(DFA)を受けた。5月1日、タイガースから発表された。事実上の戦力外通告となる。

今後の流れは、一般的には以下のようになる。

原則的に前田の場合は7日間、ウェイバーにかけられる。

この期間に今季年俸1000万ドル(約14億5000万円)の残りを引き継ぎ、メジャーのベンチ入り枠(26人)に登録する意思のある獲得希望球団があれば、そのまま移籍が成立する。

獲得希望球団が現れなかった場合は、マイナーでプレーするか、自由契約を選びフリーエージェント(FA)になる。FAになればメジャー球団に加え、日本球界とも交渉が可能になる。

メジャー球団に移籍する場合は、今季年俸1000万ドルはタイガースが全額負担するため、メジャー最低年俸(76万ドル=1億1000万円)の日割りの支払いでの獲得が可能になる。

「辛いことだ。彼が調子が良かったとき本当にチームを助けてくれた。しかし、彼が苦しんでいるとき、私たちは彼を軌道に戻すことができなかった。彼の在籍期間がこのような形で終わるのは非常に悔しい」とヒンチ監督はアナハイムでのエンゼルス戦前に答えた。

前田はメジャー10年目で初めて開幕から中継ぎ投手として起用され、7試合(8回)で0勝0敗、防御率7・88だった。

ヒンチ監督は「今春も彼には期待していた。そしてシーズンが始まると、状況は徐々に悪化していった。なんとかしようとしたが、内容も結果も出てこなかった」と話した。

前田のDFAにともない、球団内の有望株ランキングで27位の右投手、タイラー・オーウェンズ(24)が昇格する。