復活直後の悪夢 キケ・ヘルナンデス、左腹斜筋損傷で再び離脱へ

May 27th, 2026

スポーツにケガはつきものだ。それでも、長いリハビリを乗り越え、ようやく戻ってきた選手が再び苦しむ姿を見るのは胸が痛む。

オフに受けた左肘手術の影響で、シーズン開幕から60日間の負傷者リスト入りしていたドジャースのキケ・ヘルナンデスは、復帰後わずか2試合目で左脇腹を痛めて交代。再度、負傷者リスト入りする見込みとなった。

復帰初戦となったロッキーズとの第1戦では、「9番・三塁」で先発出場。復帰後初打席でタイムリー二塁打を放つと、続く第2打席でも三塁への内野安打で出塁した。第2戦では今季1号本塁打を放つなど、状態は上向いているように見えた。

しかし実際は、痛みと戦いながらプレーを続けていた。

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クラブハウスのロッカーには、まだ袖を通していない真新しいTシャツやユニフォームが整然と並んでいた。その前でキケは、今にも泣き出しそうな表情で、静かに野球道具をポーチへ詰め込んでいた。

「きょうは、自分で止まらなければいけない日だった。以前の自分なら最後までプレーしようとしていたと思う。でも、レッドソックス時代の体幹のケガや、昨年の肘の経験もあって、無理をすると悪化させることを分かっていた。続けたら、本当にシーズンを棒にふるリスクがあると感じたので、もう無理だと伝えた」

違和感が出たのは、前日の打撃練習中だったという。

「試合中じゃなくて打撃練習中だったので、正直恥ずかしかった。最初は少し張りがある程度だと思っていた。これまでプレーしてきた痛みに比べれば大したことないと思っていたけど、実際はそうじゃなかった」

当初はスイング時だけの痛みだったため、出場は可能だと考えていた。しかし、症状は試合の中で悪化していった。

「ホームランを打った後、イニング間にも違和感があった。二塁打の時には走るだけでも痛かった。その時に、かなり悪いと分かった」

交代を申し出た後、デーブ・ロバーツ監督とも言葉を交わした。

「監督は自分がどれだけ悔しがっているか理解してくれていた。『頭を下げるな』と言ってくれた。でも、自分もかなり落ち込んでいて、全部は覚えていない。監督からは『こうなって残念だ』と言われたし、自分も『最後までプレーできず申し訳ない』と伝えた」

現時点では詳細な状態は不明だが、復帰には時間を要する可能性が高い。

「脇腹をやったのは初めて。最低でも数週間はかかると思う。軽度で、2〜3週間くらいで戻れればと思っているけど、今はまだ何とも言えない」

本人にも、そしてチームにも苦しい一日になった。