千賀滉大、今季ワーストタイ4失点

July 22nd, 2025

メッツ7−5エンゼルス】ニューヨーク/シティー・フィールド、7月21日(日本時間22日)

メッツの千賀滉大(32)が中9日で後半戦の初先発に臨み、3回で73球を投げ、4安打4失点、3四球、5三振で8勝目はならなかった(7勝3敗)。4失点は今季ワーストタイで自責点4はワースト。メッツは2連勝でナ・リーグ東地区首位のフィリーズを0.5ゲーム差で追っている。

苦しかったマウンド。右太もも裏を痛め、復帰2戦目だった。後半戦の初先発。中9日の登板間隔が開いたが、リハビリの一環で球数は80球までだった。3イニングで73球を使い、結果的に今季最短での降板となった。

「基本的に球のスピードはすごい落ちている。そこに関しては自分でどういうことが起きているから、ということ(原因)は分かってはいる。そこ(自覚している改善点)との戦いかなと思っています」

この日の最速は95.0マイル(153キロ)。直球の平均は94.6マイル(152.2キロ)で今季の平均よりも1マイル(1.6キロ)遅かった。投球への高い出力を高めながらも肩や肘への負担が大きくなり過ぎないようなフォームを構築途中だ。序盤で4点ビハインドの劣勢を招いたが、チームは打線がつながり逆転勝利した。ベイティーが11号2ラン。七回にはソトが2死二、三塁から5−5の同点に追いつく2点タイムリーを放った。

「チームが勝ってくれて良かった。僕(の投球)は目立たずに済む、と思うこともある。とりあえず次にちゃんとやれないことには、また同じことの繰り返しなので、次です」

打線の奮起に感謝しつつ、次回登板での雪辱を誓った。