【ナショナルズ5-4メッツ】ワシントンDC /ナショナルズパーク、8月20日(日本時間21日)
メッツの千賀滉大が敵地でのナショナルズ戦に先発し、5回0/3で84球を投げ、5安打5失点(自責点4)、4三振、2四球で降板した。
立ち上がりは好調だった。初回に先頭のジェームズ・ウッドをフォークボールで三振に仕留めると、初回は11球、二回も8球でそれぞれ三者凡退。上々の滑り出しを見せた。
しかし三回、先頭のディラン・クルーズを四球で歩かせると、続く8番ミラスのスイングしたバットに捕手トーレンスのミットが触れて打撃妨害で無死一、二塁に。1死後、制球が乱れ、ウッドには四球を与え、満塁。エイブラムスに一塁へタイムリー内野安打、さらにベルに犠飛を許し、2点を失った。
さらに四回、先頭デヨングに二塁打を打たれると、1死からクルーズにはフォークボールを左翼へ二塁打、ミラズにスイーパーを打たれ右翼へ三塁打。連続長打で2点を失うと、五回にはベルにカットボールを右翼席に運ばれた。3点の援護をもらった六回も続投したが、先頭ライルに安打を許し、降板した。
5失点はルーキーイヤーの2023年5月11日レッズ戦以来の自己ワースト失点となった。
千賀は6月13日に右太もも裏のケガで負傷者リスト(IL)入りし、7月11日に復帰している。IL前は防御率1.31だったが、7月(3試合)は防御率5.25、8月(4試合)は同5.21になっている。
メッツのメンドーサ監督は「球自体は良かった。球速も出ていた。ストライクゾーンで勝負してくれ、と言っているが、カウントで優位に立った時に、真ん中に甘い球を投げてしまい、それをしっかり打たれた。相手打線はストライクゾーンに入った球を逃さず叩いてきた。流れを持っていかれた」と千賀の登板を振り返った。