千賀滉大、7回無失点の好投で2勝目

April 13th, 2025

<アスレチックス0−8メッツ>

メッツの千賀滉大(32)がサクラメントでのアスレチックス戦に先発。7イニングで79球を投げ、4安打無失点、2四球、4三振の好投で2勝目(1敗)を挙げた。千賀はこれで13イニング連続無失点。メッツは4カード連続での勝ち越しを決め、10勝5敗とした。

「ストライクがバッターの浅いカウントで放れていたことと、ミスショットをうまく引き出してくれた。(捕手の)トーレンスがいい指示を出してくれた」

7回でわずか79球の効率的な投球。効果を発揮したのは、今季から本格習得に取り組むシンカーだった。二回無死一塁でウィルソンを三ゴロ併殺打、0−0の三回無死一、二塁ではルーカーも三ゴロ併殺打。二つのダブルプレーは、90〜92マイル(144.5〜148キロ)のシンカーを打たせたもの。この日は、わずか5球しか使用しなかったが、ピンチを切り抜ける重要な球種だった。

前回登板の4月7日のマーリンズ戦では「全体的に球速が上がってきたら、あの球もスピード上がってくると思いますし、本当これから」と話していた。80マイル後半だった急速が、この日は90マイルを超えた。「フォークに偽装できて、フォークとも違う球になれば打者も嫌だと思う。投げミスしない制度になれば、より使いやすい」と話していた千賀の狙い通り、有効な球種に仕上がりつつあるようだ。6日前はスタットキャストの表示で「フォーク」と判別されていたが、この日は「シンカー」と“正解”が表示された。

7イニングで三者凡退は2度だけ。三振は4個で相手打線の打ち気を誘い、6個のゴロアウト、7個のフライアウトでテンポよくゲームメークした。4安打されるも連打は許さず、三塁まで進塁を許したのは1度だけ。五回までスコアレスの投手戦も六回にメッツが先制、六回に2点を追加すると最後は8−0で快勝した。

メンドーサ監督は、千賀の投球について「素晴らしかった。全ての球種をストライクゾーンに投げることができていた」とたたえた。4月11日から13連戦が始まり、この日は3試合目。リリーフ投手を温存しながら、7イニングを投げ切った投球内容はチームとしても貴重だ。

「この2年間で6回(イニング)を投げることが、なかなかできなかったので、七回は最後のイニングだと思っていた。長いイニングを投げて体が順応してくれたら、今後もケガなく乗っていけるんじゃないかなと思います」

千賀は2023年のメジャー1年目から、昨季のポストシーズンを含めて36度の先発で7回を投げたのはこの日で5度目。13イニング連続無失点を継続中で防御率1.06と抜群の成績を誇る。チーム内では防御率に加え、WHIP1.00、被打率.200、イニング数17回もトップだ。