記念のボールはどこへ…!? 千賀滉大がメジャー初セーブ

4:51 AM UTC

メッツ8-5ブレーブス】アトランタ/トゥルーイストパーク、8月10日(日本時間11日)

おーい! 記念のボールちょうだい!

あれー! スタンドに投げちゃった!

メッツの千賀滉大(33)が、メジャー4年目で初セーブを記録した。3点リードの九回に登板。1回を無安打無失点、1四球2三振に抑え、メジャー通算68試合目、中継ぎでは8試合目で初めて試合を締めた。

最後のアウトではオチもついた。2死一塁からマウリシオ・デュボンをライトフライに打ち取り、右翼手のカーソン・ベンジ(23)が捕球。ベンジはそのままボールをスタンドへ投げ入れた。千賀はボールを求める仕草を見せたが、メジャー初セーブの記念球はファンの手に渡った。

「三振を取れ、というメッセージだと思います、ベンジからの(笑)」

中継局SNYの試合後インタビューでは、冗談交じりに話した。

千賀のセーブはソフトバンク時代の2013年7月26日、日本ハム戦(ヤフオクドーム)以来。NPBで記録した唯一のセーブで、4764日ぶりとなった。

今季は開幕から苦しい投球が続いた。4月28日に腰椎の炎症で負傷者リスト(IL)入りし、6月16日に復帰。先発では8試合で防御率9.66と本来の投球を取り戻せず、トレード期限後から1イニングを基本とする救援で適性を見極められている。今季通算は16試合で0勝8敗、防御率8.12。

短いイニングでは球威の上昇も目立つ。6日(同7日)のガーディアンズ戦では1回を三者凡退、2三振。フォーシームでメジャー移籍後最速の100.3マイル(約161.4キロ)を計測した。この登板も1イニング限定だった。

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メッツでは守護神デビン・ウィリアムズ投手(31)が右肩の張りで15日間のIL入りとなった。MLB.comによるとアンディ・グリーン監督代行は長期離脱につながる深刻な状態とはみていない。ウィリアムズ不在時の抑えを一人に固定せず、千賀もセーブ機会を任せる候補となる。

球団は千賀の救援起用について、来季も見据えながら適性を探る試験的な段階と位置づけている。グリーン監督代行も現時点で特定の役割を確約していない。少なくとも残りシーズンでは、ブルペンから登板する役割を担うことになりそうだ。

「とりあえず、今は与えられた仕事を一生懸命やることがベスト。もし例えばこの先、僕がどういう心境になるか分からないけど先発に戻りたい、と思ったときにその気持ちが消えた途端にたぶん、長いイングを投げられなくなってしまうし、練習の質も違います。だからこそ、(先発復帰への希望は)頭の片隅にはあるけど今やれるベストを尽くすことは変わらないと思います」

千賀は一時的に先発への思いを封印しつつ、今はチームの求めに応じてリリーフの役割に集中する。