メッツの千賀滉大(32)はダイヤモンドバックス戦で7度目の先発に臨み、4回5安打1失点、3四球、6三振で2敗目(3勝)を喫した。試合後には、数日前から体調不良だったことを明かし、この日も点滴治療を受けてから、試合に臨んでいた。以下は、試合後のクラブハウスで行われたメディア対応の主な一問一答。
(米メディア)
――今日のコマンド(制球力)、いかがでしたか?
「コマンド、すべてにおいていい悪いがはっきりしていた。ストライクゾーン、ボールゾーンがはっきり分かれてしまっていたので、こういう結果になったかなと思います」
――球数が多かった
「ボール球があれだけ多いと、やっぱりどうしてもそうなっていくのかなと思います」
――体調不良の中で今のコンディションは
「決して良くはないですけど、マウンドに上がると決めた以上は、先発の仕事として6イニング投げられればよかったと思う」
――序盤はフォークがいいようにみえたが
「フォークだけじゃなくて、すべての球が操りにくかった。本当に(投げる球の)良い悪いは、はっきり出た」
(日本メディア)
――体調不良はいつぐらいからどういう症状
「3日前ぐらいに高熱、風邪の強いバージョンみたいな感じだった。チームの中でもすごいみんなそんな感じで流行ってるみたいなとこもあって、僕もそれだった」
――調整が難しかった
「そうですね。調整も何もできなかったというのが、正直あるんですけど。薬の力、すごいなと思いました(笑)」
――病気の影響というのは
「いや、どうなんですかね。あんまり分かってないんですけど。普通に過ごしている中でも、体調は決していいものではない。その中でうまくやれたらなと思ってるんですけど。やっぱりなかなか難しかったです」
――そんなに悪いようには見ていて感じなかった
「最初、けっこういい感じだなと思ったんですけど、やっぱりスピードが全然出なかったですし、そこで(打者)2巡目に入るぐらいから、この感覚だとやばいなと思って自分の中でちょっと(力を)入れなきゃなと思ったんですけど。力が入らなかったのは、しょうがない」
――開幕から1ヶ月振り返っていただければ
「本当、ごまかしごまかしきたなっていう感想なので。やっぱりいい悪いがはっきり出てますし、いいものをもっと増やしていかないとなというのがやっぱり一番なので。悪いが続けば続くほど、やっぱり離脱してしまうことのに、近づいてくると思っています。自分の中でちゃんと丁寧に1試合1試合、**課題を作って、それに対してどうフィードバックしていくかっていうその辺を自分の中で整理していけたらと思います」**
――体調はその後どうか
「全然、よくないです。点滴打ってマウンド上がったの初めてだったんで、面白いぐらい体が良くなかったんですけど。それでもマウンド上がるって決めたのも僕ですし。そこの中でなんとか試合作りたいなと思ったんですけど、そんな甘くなかったなと思います」
――点滴を打ったのは今朝
「今朝です」
――体調不良での登板でも試合を壊さなかった
「でも本当、紙一重ですね。あれだけ打たれますし、ランナーも出しますし、あそこ(四回2死満塁)でホームランだったらもう大量得点ですし、そんなに自分がどうこうできた登板とは思ってない。次以降しっかりちゃんと調整していきたい」
――三回2死満塁で3番のスミスを3球三振
「あそこはすごい冷静でしたね。本当に(2番のペルドモか、3番のスミスか)どっちがアウト取りやすいかって考えました。ボールを当てるコンタクト率だけ考えたら、やっぱり(2番の)ペルドモの方が嫌だったので。あそこはもう次のバッターに向けて調整して(ピッチコムで)フォークを出したみたいな感じだったんで。僕の中ではすごいあそこは冷静だった」
