千賀滉大、悩み深き6敗目

五回途中KO、9先発連続で白星なし

August 31st, 2025

メッツ1−5マーリンズ】ニューヨーク/シティーフィールド、8月31日(日本時間9月1日)

千賀滉大(32)は中5日で22度目の先発に臨み、4回2/3を投げ、7安打5失点で6敗目(7勝)を喫した。右太もも裏を痛め、負傷者リスト(IL)から復帰してから、9登板連続で勝ち星から遠ざかっている。メッツは連敗でシリーズを負け越した。各地区2位以下の上位3チームがプレーオフに出場できるワイルドカードでは3位をキープしている。

悩みは深い。千賀が迷い込んでいる。納得のいくボールが投げられることもある。しかし、安定して続かない。手応えをつかんだと思った登板の次には、それを失う。あるいは、再現性が低くなってしまう。プレーオフ進出を目指し、10月を戦うべきチームでエースを期待される背番号34は復調できそうで、できない。

「ここまでうまくいかないことが今までなかったので、正直困惑している。自分のやりたいこと、パフォーマンスを出せれば、マウンドで戦っていける。なかなかうまくできないところに、フラストレーションはある」

一回には、右太もも裏の負傷から7月中旬に復帰してから9先発で最速となる97.9マイル(157.6キロ)をマークした。一回は1死後に四球と単打、犠牲フライで先制点を献上。二回は3者連続三振も三回には2死から二塁打、ラミレスに19号2ランで失点を重ねた。四、五回にも失点し75球で交代を告げられた。

試合後、メンドーサ監督の会見では地元メディアから「千賀の調子が戻るまで待つのか? それとも別の選択肢を考えざるを得ない状況にきているのでは?」と質問が飛んだ。つまり、不調の千賀をローテから外すべきではないのか? という趣旨だ。指揮官は「まずは彼を立て直すことがチームの仕事であり、責任だ。次のステップは様子をみる」と話すにとどめた。

千賀も今の状況を理解している。「(調子を)戻さなかったら投げる場所がなくなるだけですし、戻すために毎日いい一日を過ごしたい」。右太もも裏を痛める前の6月までの13登板では、防御率1.47と規定投球回未満ながら、一時はナ・リーグトップにも立った。しかし、7月中旬に復帰してからの9先発では、5イニングを投げ切った登板は3度だけ。明らかに負傷後に調子を崩している。

「自分がこう動いている、できている部分、できていない部分の把握ができていたんですけど、そこがやっぱり自分の中で(理解が)ついてこない」

イメージする動きと実際のギャップが千賀を苦しめている。レギュラーシーズンはあと1カ月。一刻も早い復調が待たれている。